MEMORIES OF A CHIPMUNK

リスの思い出、その他の小動物

神谷武夫

りす

リスの小さな写真が1枚、かろうじて見つかった。
背中から顔にかけて、5本の こげ茶の 縞(しま)があるので、
シマリスと呼ばれる。 英語では チプマンク。

 1965年(昭和 40年)、私が大学2年生の秋に、3ヵ月くらいだけ、リスを飼っていたことがあります。愛らしい 小さな シマリスですが、名前も付けていませんでした。「思い出」シリーズのひとつとして、「猫」と「犬」に続いて「リス」のことも、わずかですが、書き留めておくことに しました。
 「犬の思い出」では、タロの写真は一枚も無いと書きましたが、リスの写真は 上の一枚だけが ありました。私が カメラを買って 写真を撮り始めるのは 大学卒業の2年後のことですから、この学生時代の ヘタな写真は、何かの必要があって 人からハーフサイズのカメラを借りて 必要なものを撮り、余ったフィルムで1枚だけ、ケージの中の リスを撮ったのでしょう。
                          ( 2024 /06/ 01 )


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リスの到来

 私が大学2年生の 初秋の ある日、母が2階の私の部屋に来て、「柿の木の枝に、変なもの がいるわよ」と言うので、すっかり大きくなった柿の木に面した 客間の窓に行ってみると、柿の木の上の方の枝に、ちょこんと シマリスが座っているでは ありませんか。何かを 食べている風でもなく、どこか 遠くの方を 眺めているような感じでした。 そこで 庭に下りて、反対側から 軽く木を揺さぶると、リスは ピョンと飛び跳ねて 客間に入り、そのまま 走って、廊下を隔てた 北側の私の部屋に 跳びこみました。そこで 部屋に戻って ドアと窓を閉めたので、リスは 私の部屋に入ったまま ピョンピョン跳び跳ねていましたが、夕方になると 姿が見えなくなりました。

 部屋のどこかに、外に通じる すき間があったのかもしれない と思っていましたが、夜になってから、リスは 部屋の中の どこか暗い所で 寝ているのではないかと 思い至りました。リスが 寝ていられるような、暗くて静かなところは ないかと探したら、父に造ってもらった一間巾の 大きな本棚の、どこか 本の後ろ側ぐらいしか 思いつきません。そこで 一番上の段から順に、本を数冊ずつ 抜き出しては その後ろ側を調べてゆくと、ちょうど 目の高さの段の 右側の方に、リスが 丸くなって スヤスヤと寝ています。これは面白いと、家族みんなを呼び集め、母には バナナを3ミリぐらいの厚さに 輪切りにして 1枚持ってきてくれるように 頼みました。

 皆、リスを まじかに見るのは 初めてなので 大いに興がり、もっと よく見えるように、私が 右手で リスを包むようにして 手前に引き寄せ、さらに 輪切りのバナナを与えると、リスは 寝ぼけまなこのまま 座って、小さな両手を 大きく広げて バナナの両端を持ち、ちょうど 口の位置にくる バナナのてっぺんを 食べ始めました。その 可愛らしさたるや 形容を絶するもので、みんな 大喜びで見ていました。
 うちで 前に飼っていた タロは 犬なので、食べ物を 手で持つ ということがなく、口だけで食べていましたから、シマリスが、子供のように短い 手の先の指で バナナを持って、少しづつ 回しながら食べているさまは、何とも かとも 可愛らしいものでした。 食べ物を 手で持って食べるというのは、口だけで食べる動物よりも、人間に近い 高等生物のような印象を与えます。それも リスのような、手の平に乗るほどの 小さい動物だと、なおさら 珍しく 可愛らしい。 世の中に、こんなにも 可愛い生き物が いるものかと、皆で見とれました。それも すぐ目の前に。

りす

輪切りのバナナを食べる シマリス(色を削除)
( ユーチューブ「シマリストきむら」より 借用 )
私のリスの時には バナナが もっと太かったので、
両手を大きく広げて、もっと高く 持っていました
多分、背筋を もっと 伸ばしていたのでしょう

 リスは それ程 お腹が すいていなかったのか、あるいは 寝ている最中だったからか、輪切りのバナナを1枚全部食べるということは なく、2まわりか3まわり 外周を食べると、まだ半分以上ある残りを ポイと捨てます。それがまた 憎たら可愛くて、みんな大笑いです。それを機会に リスを もとの場所に戻してやり、手前に本を並べると、リスは すぐまた 眠りについたようで、朝まで 起きてきませんでした。

シマリスを飼う

 何日かして 分かったのですが、リスは 昼行性の動物なので、日が暮れると 眠りにつき、夜が明けると 起き出すのです。それが 晴れた日ばかりでなく、曇りの日も 雨の日も そうなのですから、実際に 日没や 日の出の明るさを 見るわけではなく、そういう体内時計が 働いているのでしょう。日没時刻は 毎日 少しずつ変化しているわけですから、体内時計も そうなっているらしい。
 翌朝、リスは 夜明けと共に起き出して、部屋の中を 運動し始めたようです。部屋中を 走り回ります。 私が寝ている ベッドのフトンの上にも乗ってきて、胸のところで ピョンピョン飛び跳ねるので 目を覚まされてしまいますが、時計を見ると まだ えらく早いので、こちらは寝直します。でも 私を起こしに来る (?) のは、いつも1回だけのようでした。

 その日の夜になって、本棚の 昨日の本を どかしてみると、リスは 同じところで 寝ていました。おそらく、最初に そこを寝場所と決めた時に、オシッコをして 匂いを つけたのでしょう。 毎日 日が暮れると、本棚の同じ場所で眠るのです。 私にとっては 好都合でした。 毎夜、あちこち探す手間なしに 同じ本をどけて、リスを右手で やさしく包むようにして持ち、左手の手のひらに乗せたり、机の上に座らせたりしました。 寝ぼけまなこ のリスは 無抵抗なので、逃げもせず、噛みつきも せず、私に「されるがまま」です。
 最初の日のように、輪切りにしたバナナを1枚与えると、両手で持って、少しずつ回しながら 愛らしく食べます(この姿を眺めるのが 一番好きでした)。背中を撫でると、シマリスの毛並みというのは ビロードのような手触りなので、とても気持ちが良い。 こうした、夜の 10分間ぐらいの触れ合いで 私は満足していましたので、昼間は まったく リスを いじろうとは しませんでした。 私の主な関心は もっぱら「建築」にあったので、リスに 名前を付けることさえ せずに、昼間は いつも リスの 自由気ままに 過ごさせていたのです。

 当時 兄は大学院生で、大岡山のほうに下宿していたので、私は二部屋を占領して つなげ、机と、2台の大きな製図版、1間巾の 造り付けの本棚、ステレオ、ベッド、小テーブル、それに何脚かの椅子を置いていましたから、リスにとっては十分に広く、走り回ったり 跳び上ったりするところに 不足は無かったでしょう(吊戸棚の本棚も あったし)。 時々、黒くて小さな丸薬(がんやく)のようなものを 床に見つけたので、ああ、これがリスの 糞なのかと、つまんで屑かごに捨てていました。いけないのは、オシッコです。製図版に上って、書きかけの図面(トレーシングペーパーか ケント紙)の上にオシッコをして 黄色いシミを付けてしまうことが あります(リスは小さいので、オシッコの量も わずかですが)。

りす

『シマリス 完全飼育』大野瑞絵著、2022年、誠文堂新光社

 最近 読んだのですが、『シマリス 完全飼育』という本があり、シマリスの生態や 飼い方について 実に詳しく書かれています。その中に シマリスを飼っている人たちが どのように リスと接しているかを 尋ねたところがあり、次の「トロさん」の文が 面白かった。

「シマリスは 専用部屋で 過ごしてもらっています。その部屋に入るとき、ドアを いきなり開けると ビックリして 飛びのくので、小さめにノックして 名前を呼んで「開けまーす」と 声をかけ、驚かさないように しています。何かをするときにも 無言でせずに、名前を呼んで「〇〇するよー」と 話しかけています。へやんぽ(部屋の中を散歩させること)をするときは、よそ見をしていると 怒って噛みに来るので、いつも 顔が見えるところで 待機しています。」

 「おリス様」を 溺愛(できあい)しているのですね。 それに比べると、私のは「自由放任」というか、「ほったらかし」のようなもので、私が 建築の勉強と 設計課題に打ち込み、時々レコードを聴いている部屋を、いつも 勝手に 走り回ったり、ピョンピョン跳びはねたり、あるいは 部屋のどこかで 長いこと じっとしていたり していましたから、よく一度も、うっかり 踏みつけなかったものだ と思います。リスや ウサギは、通常 人間に つかまれたり 抱かれたりするのも 嫌います。

 昼間、リスに ちょっかいを出すことは ありませんでしたが、リスの動きが 視野に入ることが多く、ときには 私が図面を描いている時に、製図版の上に上ってきたりするのを見るのは、楽しいものでした。このリスは 自分から 私の手の平に乗ってきてくれる ほどには 人間に なついて いませんでしたが、たまに 私の体を駆け上がって 肩に乗ることも ありました。
  私が かけるレコードは バッハ や バロック音楽だったので、リスにとっても 快適だったのでは ないでしょうか (リスや ウサギは、自然界では 弱者です。大きな音や 急な刺激を 恐がります(その かわり、襲われた時の 逃げ足が 非常に早く できています)。 ロック や ベートーベンのような 騒々しい音楽は 苦手であり、刺激音が少ない、なだらかな 旋律の バロック音楽は、リスには ちょうど良い と思います)。当時 私は ブロックフレーテ(リコーダー)を吹いていたので、リスにも バッハの『フルート・ソナタ』など 聴かせたものです。

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シマリスの 実物大フィギュア、高さ8cm(楽天 1,760円)

 そんな風に1週間ばかり過ごしているうちに、母が いつも 茶飲み話をする相手の、近所のK夫人に その話をすると、もしかすると そのリスは、Kさんの家に下宿している女性が 飼っていたリスかもしれない、ということに なりました。半月ぐらい前に 逃げ出してしまった そうですから、多分 そうなのでしょう。K夫人が 夜、その人に詳しく話をすると、おそらく そうだと思うが、そのリスが そんなに なついているのなら、私にあげてもいい、という返事でした。女性は 春から勤めているので、毎日 帰宅すると リスは すでに眠っていて、あまり触れあうことができないし、狭い部屋の下宿では、あまり「へやんぽ」をさせることもできない、いったん逃げ出したリスが 戻るということは まず 無いので、すでにあきらめていた、ということも あったのでしょう。有難く頂戴することにすると、もう いらないから と言って、小型でしたが、それまで使っていた リス用の ケージまで くれました(高さ30cmくらい)。

シマリスの ケージ

 ケージには エサの置き場や 水飲み場、犬小屋をミニサイズにしたような 木製の「巣箱」、トイレなどもあったので、入口を開けたまま部屋の隅に置いておくと、リスは自由に出入りしていました。食べ物としては、特に クルミは 絶やさないように していました。リスは 歯が命と言ってもよいくらいで、一生の間 絶えず伸び続ける 前歯(切歯)を削り 丈夫にするためには、いつも硬いものを齧(かじ)っている必要があり、それには クルミが一番良い。クルミがなくなると、本能的に 齧るものを求めて、柔らかい木の巣箱まで齧ってしまいます。

 私が家にいる間は、いつも リスを部屋の中に 放し飼いにしていました。学校に行っている間は、万一を恐れて ケージに入れておきますが、出かける時に ケージをリスの所に持って行って 入口を向けると、狭いケージに さっと入るのは 不思議でした。ケージに入れるために リスを追い回したり したことは ありません。(前の飼い主さん の時の習慣が 残っていたのかも。)
 ケージが来てから、リスは ケージの中の「巣箱」で 寝るようになるかと思ったら、そうは ならず、それまでと同じように、本棚の 本のうしろで 寝続けました。おそらく、私が 12時前に寝ることはないので、部屋の照明が ケージの中まで 明るくしてしまうので 落ち着かないのでしょう。それだから 私は、ケージが来てからも、毎夜、本棚の同じ所で寝ている 寝ぼけまなこの リスに 触ることができたのでした。

 上記の「完全飼育」の本などで、寝ぼけまなこのリスを いじったり、何かを食べさせたり するのは 良くないことではないかと 調べましたが、そういうことは 何も 書いてありません。おそらく、そんなことをする人は いないのでしょう。飼いリスは、普通 巣箱の中で寝ていますから、そんな狭い所に 手を突っ込んで リスに触れば、猛烈に噛まれてしまうだろうと、誰でも考えますからね。 ところが うちの場合は 特殊で、手前の本を どかせば(普通より 奥行きの大きな本棚なので)、眠っているリスの周囲に 何の障害物もないので、右手を リスに そっと かぶせるようにして 優しく包めば、リスは 何の抵抗も しません。左の手のひらや 机の上に乗せられて バナナや ナッツを食べても、夢の中の出来事のように、ぼんやり 覚えているだけでしょう(リスが 夢を見るとすれば ですが)。

りす

シマリスの ひまり さん( "CHIROPORO CHANNEL" より
すべての動物の中でも、最も秀逸なデザインの一つだと思う。

 猫と違って、「憎たらしい」シマリスというのは いません。子猫と同じように、みな可愛い。猫は5匹の子供を産むと5匹とも異なった色や模様になりますが、シマリスの子供は皆、親と同じく5本の縞を持ち、同じ色あいをしていて、赤ちゃんを別にすれば、大きさも あまり違いません。それが 世界中どこのシマリスも そうなのは、実に不思議です。もしも4本縞のシマリスとか 6本縞のシマリスとかが生まれたら、大変な希少価値を持つことでしょう。

 リスを 部屋に放し飼いにするというのは、リスが 逃亡する かもしれない ことを考えると、非常に危険な 飼い方なのですが、当時は、リスのことを 何も勉強しなかったので、そんな風には 思いも しませんでした。リスは ごく小さい上に、非常に すばしこいので、逃亡しやすいのです(前の飼い主からの 場合のように)。 そして 我々が飼うのは、中国や 韓国から輸入された「外来種」のリスです。外来種の生物が 外に放たれると、日本の「生態系」に 悪影響を及ぼしますから、絶対に やってはいけません。私がその「失敗」を やってしまう ことになるとは、思いも しませんでした。

シマリスの失踪

 飼い始めてから3ヵ月くらい経った ある日、私が 学校に行っている間に、母が 私の部屋の掃除をし、掃除の後で 換気のために、窓を5〜6センチ開けておいたのです。そして、じきに 閉める つもりでいたのを 忘れてしまいました。 そんなこととは 露知らず、学校から帰宅した私は いつものように、リスを ケージから 出してあげたのです。それから 30分ぐらい経った時に、私の目の前で、リスが ピョーン、ピョ−ンと 大きくジャンプしていたら、その 窓のすき間から、外に飛び出して しまったのです。
 それが 偶然のことだったのか、あるいは リスが そこを 目がけてジャンプしたのかは、分かりません。すぐに窓を開けて 外を見回しましたが、どこにも見当たりません。5センチにせよ、窓を開けておくなんて、何てことを してくれたのだ と思いましたが、母には いつも リスの餌や クルミの世話を してもらっていたので、あまり強く 怒れません。外に飛び出していったリスが 戻ってくることは まず無いので、私と シマリスの「共同生活」は、約3ヵ月で ピリオドが打たれることに なりました。

 うちに 柿の木があったから できたこととは言え、私がしたように、誰かが あのリスを捕まえて 飼ってくれたことを 願いますが、都会の中ですから、一番の可能性としては、犬のタロの場合と同じように、車に轢かれてしまった かもしれません(へたをすると、猫に 捕食されてしまう 恐れもあります)。 あの日、母が 窓の 網戸さえ閉めていれば、リスは はね返され、一度 そういうことがあれば、私も母も ずっと用心深くなったでしょうから、再発は させずに、3年後に 私が独立して 家を出るまで、あの部屋で リスとの共同生活を 送っていたことでしょう。それでも 3ヵ月とは言え、可愛らしい シマリスを 毎日 見て、触っていたことは、私の人生の、懐かしく 楽しい思い出です。

りす

『北の国のシマリス』 矢部志朗 エゾ シマリス写真集
2015年、パイ インターナショナル、1,300円


インドには シマリスが いっぱい

 のちに、初めて インドに行ったとき、至る所に リスがいるのに 驚きました。森の中 というわけでは ありません。首都の デリーでも、タージ・マハル廟 のある アーグラの都でも、リスたちが 街の中を ピョンピョン 飛び跳ねています。私が飼っていたのと 同じような、シマリスです。インドのガイドブックには そんなことは 何も書いてなかったので、最初は 面食らいました。人と会って 話しているそばにも 跳んできます。勿論 すばしこいので、捕まえることなど できません。 日本の北海道には、昔から 国産種の「エゾ シマリス」が住んでいて、我々が飼っている(かつては 朝鮮から、今では 中国から 輸入されている)シマリスと、外見上は区別がつかないそうです。

 インドのシマリスも、「インド シマリス」というような 固有種なのかも しれませんが、本を調べても、インドには、体長が(シッポを別にして)35〜50センチもあるという「インド オオリス」のことしか 書いてありません。でも そんなに大きなリスは、見たことがありません。インドにいると、普通のシマリスを あまりに多く見慣れてしまうので(ホテルの部屋にまで 入ってくることが あります)、日本に帰ってきても わざわざ「インドには リスがいる」などと言う気には、誰も ならないのでしょう。私自身、初めのうちこそ 驚きましたが、その内に 不感症になって、どこにでもいるリスが 目に入らなくなって いきました。建物ばかり撮影していたので、インドの シマリスの写真は1枚も ありません(すばしこく 跳びまわるので、なかなか 撮れない、ということもあります)。

( 2024 /06/ 01 )



インド シマヤシリス

 最近になって、アメリカのウィキペディアや『研究社 新英和大辞典』などを調べていて、驚くべきことを知りました。インドのシマリスは 英語では Palm Squirrel と言い(「ヤシの木のリス」の意か、あるいは「手の平のリス」の意でしょうか?)、「シマヤシリス」と訳すそうです。「スクワーレル」は リスの一般名で、誰でも英単語として覚えたことがあるでしょう。シマヤシというのは 縞椰子とか 島椰子というヤシの木があるのか、シマリスの中に椰子を入れこんだ名前でしょうか?(動植物の カタカナ「和名」というのは、いつも奇妙です)。 リスの中でも シマリスは、英語で「チプマンク Chipmunk」と言います。私がインドの至る所で見たと書いたシマリスは、実は北インドから台湾にかけて分布するチプマンクです。

 これに対して 南インドからスリランカにかけて分布するシマリスは、主に「インドシマヤシリス」と言う チプマンクだそうで、学名は Funambulus palmarum(フナンブルス・パルマルム) 、英語では 何と Three-striped Palm Squirrel(スリー・ストライプト・パーム・スクワーレル)とも 言うのだそうです! つまり「3本縞のシマリス」ということです ! ! 私が 南インドや スリランカに旅していた時には、まったく気がつきませんでした。 大いに驚いて その写真をネット上に探したら、アメリカのウィキペディアに、3本縞の 赤ちゃんリスが寝ている写真がありました。

3本縞

白い3本縞の「インドシマヤシリス」
(From Wikipedia ”Indian palm squirrel”)

 普通、我々が シマリスと言うのは、「焦げ茶色の縞」が5本あるリスなのですが、「インドシマヤシリス」は それとは違って、黒っぽい地の上に「白い縞」が3本あるのです。これには まったく驚いてしまいました。北方のシマリスよりも、少し大きいそうです。「我々のシマリス」は、背中の中央の、頭からシッポへとつながる メインの縞が 焦げ茶色なのに、南方の「インドシマヤシリス」では、中央のメイン縞が 白いのです! さらにネットで写真を探したら いろいろと見つかり、確かにそうだ と分かりましたが、どこか 日本の動物園にも居るのでしょうか?
 建築になぞらえるなら、北インドの「インド・アーリヤ様式」と、南インドの「ドラヴィダ様式」の対比みたいです。 日本に「リス学」を専門にしている学者がいれば、もっと詳しいことを ご存知でしょう。    ( 2024 /08/ 12 )


 その後、森林総合研究所の田村典子さんが書かれた、たいへん興味深い『リスの生態学』という 学術的な本(2011、東京大学出版会)を知って、読んでみましたが、インドのリスについての記述は ありませんでした。    ( 2024 /08/ 16 )




リスを写した、私の好きな 動画チャンネルの紹介

 ● 窓辺に ナッツを用意しておくと、近くに住む 野生のリスが 次々と来て、
 (Squirrels at the Window)

 ● 栗を食べる、シマリスの ひまり さん
 (CHIROPORO CHANNEL)

 ● のらくら 暮らす 飼いリス (上から6番目の動画)
 (ヘソ天で ふんぞり返った シマリス)

 ● リスが4匹の赤ちゃんを産んだのに、死にかけて・・・
 (赤ちゃんリスを 助けるつもりが、)

 ● カナダの 野生のシマリスも 人になれて、服のポケットにまで入る
 (ChooChoo's Story)     2018年以来、800本以上の動画

りす

ピーナツをもらう 子供のシマリス( "ChooChoo's Story" より




 「犬の思い出」に書いたように、昨年から 小動物の動画チャンネルを 毎日のように見ています。気に入った場面や、とても可愛い仕草、驚くべき行動 などに出会うと 動画をストップさせ、その場面をスクリーンショットにして、フォトショップで 多少 画像調整をした静止画にして、パソコン内に保存してあります。その数は 700点以上になりますが、その動物についての 多少の説明や、その動物が しゃべったら面白そうなセリフなども 書き加えてあります。しかし それらは全て 私の撮影ではないので、インドや イスラームのサイトのように 一般に公開するわけにいかず、私自身の愉しみ としてのみ 見るほか ありません。 その代わり、以下に、特に 私が興味を持った小動物を 順次取り上げ、それらについての動画チャンネルを 紹介しようと思います。





ウサギ


うさこちゃん

ディック・ブルーナ「ちいさな うさこちゃん」
石井桃子訳、1964年発行、福音館書店

 『 ウサギの うさこちゃん 』シリーズ4冊セット(福音館書店の「子どもが はじめて であう絵本」の第1集)の初版は、昭和 39年 (1964) 6月、私が 18歳になった頃の発行で、私が大学1年生の時です。その夏に 日本橋の丸善に 本を買いに行った ついでに、ちょうど うちに里帰りしていた 姉の子供(3歳ぐらい)に 絵本でも買っていってあげようと思って「絵本売り場」に寄ったら、出たばかりの この本の函が 目に入りました。中身を見たら 一目で「これは良い」と思い、他の本は ほとんど見ずに これを買いました。石井桃子訳の「うさこちゃん」という名が、まだ 全然 世の中に知られていない時で(「ミッフィー」という 英語名による講談社版は、もっと ずっと後)、ディック・ブルーナの画風も、それまでの「絵本」に 慣れた人たちには、バカバカしく思えたようです。しかし、まだ 字も読めない頃の 小さな子供たちの「認識能力」にとっては、あの ごく単純化された 形と 色と 話の世界こそ、これは 自分の世界だと 感じられたはずです。 実際、私の姪は これらの絵本に 夢中になって しまいましたが、私の 姉夫婦には、そのわけが 分からなかったようで、不思議そうな顔を していました。

ミッフィー

うさぎ島の 休暇村ホテルの客室にも 使われている
「ミッフィーと自転車」を あしらった 壁紙の一部
初期の うさこちゃん よりも、縦長の顔になった。

 うさぎ は家庭でも飼われるのだ ということを 私が最初に知ったのは、神谷美恵子の『ペンドルヒル学寮の話』(著作集第9巻 p.121)によって でした。美恵子さんが 若き日に アメリカで「ペンドルヒル」という 私塾のような高等教育の学寮で学んでいた時、寮長のブリントン氏が 講義をしていると、飼っていたウサギが 自由に歩き回り、よく 彼の膝の上に 座りにきたりして、その眠たげな顔は 彼に そっくりだったそうです。
 私が 実物のウサギを見たのは1回だけで、インドの どこの町だったか、タクシーに つれていってもらった 中華料理店においてでした。午後の 時間はずれ に行ったので 客は私一人で、料理を待っている間 本を読んでいると、時々 何か白いものが 部屋の中で動いたような気がし、何度目かに 私の すぐそばを通ったので 見たら、2匹の白ウサギでした。それが、ふわり ふわりと 音も立てずに、ゆっくりと 室内を 動きまわっていたのです。こんな 放し飼いも あるものか と驚きましたが、私の膝の上にまでは 乗って来ませんでした。

「犬の思い出」に書いたように、昨年の秋から 様々な種類の小動物の動画に熱中するように なりましたが、その大きな きっかけが、「コガラナ天パ」さんによる「ウサギの ぽぽちゃん」シリーズの動画でした。 最初に見たのは「すべり台の楽しさを 知ってしまったウサギさん」で、コガラナ天パ さんが ウサギ用に、組み立て式 段ボールの すべり台を買って、荷解き〜組み立てをしていると、飼っている「ネザーランド・ドワーフ」種の うさぎの ポポちゃんが その周りを自由に動き回り、飼い主の仕事ぶりを 眺めたり、邪魔したり、出来上がった すべり台を 勝手にすべったりします。その あまりの可愛らしさに驚き、それまで「最も可愛い動物」は リスだ とばかり思っていましたが、ウサギは それに 負けず劣らず 可愛い と知りました(と言っても それは、画像からでは 実際の大きさが分からないから でもあります。リスは うさぎの十分の一ほどの大きさで(ウサギは1kg、シマリスは 100g)、手に乗るほどの 小ささによって いっそう 可愛いのです)。
 コガラナ天パさん(中年男性)は、ウサギの 生後1ヵ月の頃から、もう5〜6年にも わたって ポポちゃんを飼い続け、その ごく始めから 動画を製作して、もう 数百本も ユーチューブに載せているようです。私は ポポちゃんに魅了されてしまい、その気に入った場面を 静止画にしたものが 50点以上、パソコンに収録してあります。

うさぎ島

うさぎ島の ウサギたち(「かわいさ MAXの うさぎ天国!」より

 また 初めて知ったのが、瀬戸内海に浮かぶ無人島の 大久野島(おおくのじま、広島県)です。戦争中に 政府の 秘密の 「毒ガス兵器製造工場」が あったので、戦後は それらの施設が 焼き払われて 無人島となりましたが、残された4匹のウサギが 次第に繁殖して、今や 700匹もの 野生のウサギが住む「うさぎ島」となりました。次第に人の知るところ となり、休暇村ホテルもできて、毎日、フェリーで渡ってくる ウサギ好きの観光客が、駆け寄ってくるウサギたちに、ペレットや ニンジンや ミズナの葉を 食べさせて 楽しんでいます。 この「ウサギ天国」に、いつか私も 行ってみようと思います。




ウサギを写した、私の好きな 動画チャンネルの紹介

 ● 無垢な 白い子ウサギの、あどけない練習風景
 (Veronika, How to train a bunny)

 ● 瀬戸内海の「うさぎ島」(大久野島)の、ウサギの楽園
 (野生のウサギ 700匹の島へ行ってみた。可愛いうさぎが 大渋滞)

 ● 垂れ耳の「ホーランドロップ」種の うさぎの マシュマロちゃん
 (sparklyblonde1)

 ● うさぎのポポちゃんは、はたして 「迷路」 を 突破できるか ?
 (コガラナ天パの うさハム ch)




ヤモリ


ヤモリ

単純で 典型的な、ニホンヤモリ( ウィキペディア より

 一度だけ、実物のヤモリを じっくり見たことがあります。インドのコナーラクに2度目に旅した時に、20年ぶりの、なつかしのトゥーリストバンガローに行ってみたら、建物が 新しく建て直されたばかりでした。部屋に入って荷物を解いて、ふと 窓側の白く塗られた壁を見ると、上の方に 小さな 白っぽい動物が止まっているので、ギョッとしました。しかも 私の苦手としていた爬虫類です。「攻撃」されるのではないかと身構えましたが、それは 全く身動きせずに、死んでいるのかな と思う程、いつまでも じっとしています。荷物の整理をしている間に、昔 田舎で見たことのあったような気がして、次第に 多少の知識を思い出してきました。
 あゝ、あれはヤモリだ、人の家を守るという 奇特な動物なので「家守り」と書き、害虫(ハエやゴキブリ)を 食べてくれるが、人に危害は加えない生き物なのだと。そして、壁にへばりついた それを よく見ると、なんだか 愛嬌(あいきょう)のある、可愛い姿を しています。腰を曲げて 垂直の壁に へばりついている姿もユーモラスだし、手足が それぞれ 小さな5本の指を持っているのも 愛らしい。私は安心して、ヤモリをそのままに 遺跡の撮影に 出かけました。夕刻に戻ってくると、もう そこには居ず、翌朝になっても 姿を見せません。トゥーリストバンガローは 躯体のみの簡素な建物で、隠れるところもないのに、一体 どこに行ったのでしょう 。

 ネットで調べると、ヤモリ科は 南極大陸を除く 全大陸に分布するそうで、何ら 珍しい動物では ないのですが、めったに 見ることは ありません。都会には あまり住まないのでしょう。それに 夜行性なので、コナーラクにいたような、昼間 室内の壁に止まっているのは、珍しいわけです。
 日本の田舎で見るのは「ニホン ヤモリ」で、だいたい グレーか 白っぽい体をしていて、体に 派手な色の模様が無い、地味な姿をしています。これに対して、「トカゲ モドキ」と呼ばれる、外国産のヤモリが います。体に 派手な色や模様があるので、近年 ペットとして飼うのが 流行しているようです。

ヤモリ

スプーンに乗る、小さな ヤモリ君(撮影者 不詳)

 ヤモリを飼っている人も 少なくなく、ユーチューバーとして 動画を公開しています。その中で 最も驚き 感心したのは、「大怪我を負って、下半身麻痺となってしまい、」シッポも失って、今にも死にそうな ニホンヤモリを保護し、3年にわたって介護して 治療をした「とりから」さんの行動と動画です。この、人の指1本よりも小さい ヤモリを助け、何度も その脱皮を手伝い、ある時期は 毎日、そのヤモリ君に「腰湯」を使わせて、ごく ごく小さな手足の 5本指を洗って さすりながら、可愛い、可愛い と つぶやいているのに 感動しました。 今では これを1時間半に縮めて、女性のナレーション付きの動画に再編集して、(とりからch)の「大怪我を負った ニホンヤモリを保護した 1155日の記録」として 公開しています。 爬虫類に嫌悪感を持たず、見る時間が たっぷりある方には、お勧めです。



ヤモリを写した、私の好きな 動画チャンネルの紹介

 ● 手に乗ってくる 日本ヤモリの ちびたろう君
 (カメラに向かって連続ジャンプする ちびたろう)

 ● 西アフリカの トカゲモドキ(ヤモリ)の バズッピーちゃん
 (RAF ちゃんねる)




アヒル


アヒル ランプ

アヒルさんの ベッドサイド ランプ

 ここから先は、飼ったことは勿論、実際に見たこともないけれど、私に興味深い小動物たちの動画チャンネルの紹介をします。アヒルは、子供の頃に見た ディズニーの漫画映画に ドナルドダックが出てきましたが、ギャーギャー騒ぐだけで、あまり可愛いとは思いませんでした。それが昨年、小動物の動画を見始めた頃に、とある庭で遊んでいたアヒルが、家 に帰ろうとした途中に 庭に段差があり、それを乗り越えようとジャンプするのですが、何度も 何度も ジャンプに失敗する動画を見て、アヒルの可愛さに開眼した次第です。2本足で立つ 真っ白な羽毛の体に、チョコンと 無心な(ように見える)黒い目がついている姿は、実に愛らしい。
 アヒルを品種改良して1/4ほどの大きさにした、世界最小のアヒルを「コール・ダック」と言います。たいへん可愛いので 飼う人も多く、動画チャンネルも多いようです。日本では「真夜中のビバリウム」さんや「土豆の日記」さんが、コールダックの ヒヨコたちの動画を たくさんユーチュ−ブに載せていて、大いに楽しませてくれます。

アヒル

アヒルの ヒヨコ(「土豆の日記」チャンネル より





アヒルを写した、私の好きな 動画チャンネルの紹介

 ● 何度も 何度も ジャンプに失敗する アヒルさん
 ( “飛べない” アヒルさん 段差を前に一生懸命 ピョン ピョン!)

 ● アヒルの ヒヨコを 愛してやまない 子猫ちゃん
 (Lovely Kitten, Kitten hugged little duck tightly)




オポッサム


オポッサム

7匹もの子供たちを 背中に乗せて運ぶ、母親 オポッサム
(Petpedia ペットペディア より

 昨年 初めて知った 非常に興味深い小動物が、「オポッサム」でした。こんな動物がいるとは、夢にも 思いませんでした。その主な原因は、その生息地が 主に 南北アメリカ大陸であって、日本には いないので、話を聞く機会も、写真を見る機会も 無かったことです。それが、知れば知るほど興味深く、ずいぶん オポッサムに のめりこんで しまいました。
 まず第一に、オポッサムは一度に 5〜12匹の子供を産みますが、オポッサムは カンガルーのような「有袋類」なので、赤ちゃんの間は お腹の袋の中で育てます。ある程度 大きくなると 外に出しますが、移動する時は、全部の子供たちを 背中に しがみつかせて、地面でも、樹の上でも 歩いてゆきます。子供たちが成長すると 次第に重くなって、 母親が支えて歩くのが 困難になるので、子供たちは 次第に独立していきますが、子供が みんな独立してしまうと、人間のお母さんのように、寂しそうです。
 オポッサムの 次の特徴は、敵に襲われた時に 死んだふりをして、死臭のような 悪臭を出して、敵を だまして やり過ごすそうです。 また、リスのように 手の指で食べ物を持ったり、木の枝から シッポでぶら下がったりするのも 面白い。

 小型の オポッサムは「ピグミー・オポッサム」と呼ばれ、実に可愛い。ペットにされて、いろいろな芸を 教え込まれることも あります。ただ 幼児のオポッサムと ピグミー・オポッサムとの区別は、あいまいな ようです。オポッサムを飼う 日本のユーチューバーは あまり いないようで、もっぱら 外国の動画チャンネルから、40点ほどを静止画にして、パソコンにとってあります。

オポッサム

シッポを使ってぶらさがる ピグミー・オポッサムたち
撮影者 不詳( ”Quora” のサイト より



オポッサムを写した、私の好きな 動画チャンネルの紹介

 ● オポッサムの子供を飼う(英語)
 (The Dodo, Opossum Can't Stop Slubbing His Mom)

 ● 犬が オポッサムのシッポを いじろうとするので、怒りだすオポッサム
 (Animal Spice)




インコ


インコ

シロハラ インコの おーちゃん
(「まる団 Marudan」のチャンネルより)

 私が小学生の時に、インコを飼っている同級生が 何人かいた記憶がありますが、私は 特に 興味をそそられませんでした。インコの剽軽(ひょうきん)な可愛さを知ったのは、やはり昨年、ユーチューバーの動画を 見るようになってからです。最初に見たのが、飼い主が アヒルの おもちゃを出して 可愛がるフリをすると、たちまち インコの くうちゃんが 飛んできて、このアヒルを ほっぽり出すと、自分だけ可愛がれ とばかりに 飼い主の手に スリスリして甘えます。鳥も、犬や猫にも負けずに 感情を表す動物なのだと、初めて知りました。
 「まる団」 Marudan のチャンネルでは、さらに強力(狂暴)な シロハラ インコの おーちゃんが 大活躍して 笑わせてくれます。インコというのは 外見の色も派手ですが、動きも派手なら 鳴き声も派手で、しかも 力持ちです。




インコを写した、私の好きな 動画チャンネルの紹介

 ● アヒルの人形が 可愛がられるのに 嫉妬する、インコの くうちゃん
 (ヤキモチ インコ)

 ● 興奮して四股(しこ)をふむ、シロハラ インコの おーちゃん
 (まる団 Marudan)




カワウソ


カワウソ

カワウソのハナさん
(「Kotsumet」のチャンネル より )

 「かわうそ」と言うと、昔の日本では キツネや タヌキと並んで、人間をだます(たぶらかす)悪物だと されていました。ところが ペットとして 外国から輸入された カワウソは、人間に慣らされると 実に可愛い動物です。カワウソの動画チャンネルは、ほとんど コタロー君と ハナさんの「KOTSUMET」のチャンネルの 独壇場であり、何年もの間に たくさんの動画が アップされていて、私も それらによって、カワウソの可愛さに 開眼しました。カワウソが 犬と同じように リースをつけて散歩をする などということも、初めて知りました。
 一番小さいカワウソは、手足の爪が小さいことから 「コツメ カワウソ」と呼ばれます。そのコタロー君とハナさんは、ウサギの ポポちゃんのように 本当によく飼いならされていて、飼い主の家族の一員に なりきっています。食べ物を リスのように、手で持って食べるのも 驚きでしたが、飲み込むのに 頭全体を 上に向けるのは 不思議です。 KOTSUMET さんが 動画上で、コタロー君とハナさんにつける「セリフ」も面白く、退屈させません。今までに千本以上の ユーチューブ動画を 製作しているそうです。
 ただ カワウソは 乱獲によって、絶滅危惧種に近くなり、「ワシントン条約」で 国際取引が禁止されているので、入手は 困難になっているそうです。




カワウソを写した、私の好きな 動画チャンネルの紹介

 ● ずっと我慢してた サーモン登場に、嬉しさ大爆発の カワウソ
 (KOTSUMET)

 ● カワウソと はじめての お城に行ってきた!(小田原城)
 (KOTSUMET)




(カエル)(カメ)


蛙

蛙のトトロ(撮影者 不詳)

 蛙がペットになる というのは、全く知りませんでしたが、飼っている人は 結構 多いようで、それを動画にしている人たちは 皆、カエルが とても可愛いと書いています。そう言われて 動画を見ると、確かに 口が マンガみたいに大きくて可愛らしいし、離れた丸い眼にも愛嬌があります。人の指を おしゃぶりするのが 好きらしいことにも 驚きました。分類上は「両生類」なので、鱗(うろこ)も シッポも ありません。



亀

中国の 敦煌で買った「親亀、子亀、孫亀、曾孫亀」の鉄製の置物
みんな 親の中に入って ひとつになる

 亀は「兎と亀」の童話にあるように、ノンビリした ノロマな動物だと 思われているので、ペットとは無縁だと思いきや、意外に 愛好家が多く、私の知人にも 亀を飼っている人がいます。水槽の中に いつまでも 動きもせずにいるのが、人の心に純粋な「永遠性」のようなものを 呼び覚ますのでしょうか。ところが最近は 逆に、スピーディーな動きの亀が 人気で、室内で飼う人が 増えているようです。アップで見る顔は あまり魅力的ではありませんが、大きな甲羅から 小さな四本足と 頭を出して、犬のように 飼い主の あとをついて スタスタ歩く姿は、なかなかに 可愛らしい。
 亀というのは、分類上は「両生類」ではなく、シッポのある「爬虫類」だそうで、昔から言われているように 長生きで、普通、20年以上 生きます。




蛙、亀 を写した、私の好きな 動画チャンネルの紹介

 ● 「私が カエルに好かれる理由が こちらです」
 (ぴよの カエル ch)

 ● 「亀の育て方を 放し飼いにしたら、人懐こいカメになったよ」
  (かめゴン、放し飼い クサガメの 日常 ch)




 鹿  番外編として、「森の中の 鹿の親子」の動画

  「シマリス・シリーズ」の副産物です

  (ChooChoo's Story)



 


謎の生命体

最後に、オペラ歌手のようなポーズをとる、謎の生命体の画像

 手に乗る ごく小さな緑色の小動物で、アメリカの「Ninja Cats」の 動画チャンネルで見つけたのですが、どういう生物なのか、何も説明がありません。一体、何という動物なのでしょうか ? カエルの一種でしょうか ? どなたか ご存じの方が いらしたら、ご教示ください。


謎の生命体  謎の生命体
水道水を浴びているらしい、謎の生命体


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Mark
TAKEO KAMIYA
メールはこちらへ kamiya@t.email.ne.jp