PARADISE GARDEN in KISARAZU

パラダイス・ガーデン

設計・監理=神谷武夫建築研究所


1   2   3  
1:「囲われた庭」から広間を見返した夕景。噴泉の静かな水音が中庭にこだまする
2: 外観の全景。すりガラスの塀の上に、金色のタイルが貼られた広間のドーム屋根が見える
3: 広間のドーム天井にトップライトの光が落ちている。障子を引き込むと中庭と一体化する
4: 白く仕上げられた広間とは対照的に、奥の寝室は海の底のように青い色を主調としている

BACK     NEXT

楽園としてのイスラム庭園を研究して、本を出版したばかりの時に設計したので、ずいぶんとイスラム風の建物になった。 別荘なので非日常的な空間が望まれ、ドーム屋根の広間にはトップライトから光が落ち、広間に連続する中庭には噴水の音がこだまする。


立面図

> 所在地: 千葉県木更津市東太田 / 設計: 神谷武夫建築研究所 / 設計期間:1988年12月〜1989年6月 / 構造: 須賀設計事務所 / 設備:三共設備設計事務所 / 電気: 山崎設備設計事務所 / 工事期間: 1989年8月〜1990年7月 / 施工: 泉建設 / 鉄筋コンクリート造平屋建 / 敷地面積:3500u / 床面積:74u / 1991年 GID コンペ入賞 / 写真撮影: 斎部功

        
エントランス     台所・食堂    パティオの泉水



【 設計要旨 】

小規模な不動産会社の経営者の別荘である。 敷地面積は広いが、ほとんど半分が崖であり、建物を建てられる平地は少なかった。 崖下の平らな部分も崖地条例が適用されるので、建物はコンクリート造とする必要があった。
平面計画は幾何学的である。 5m角の正方形を 3つ並べて東側の正方形を玄関と台所、浴室とし、中央の正方形を広間、西側の正方形を寝室と納戸にしている。 広間には半球状のドーム屋根をかけてシンボリックな空間とし、頂部に円形のトップライトをもうけた。 


平面図

この中央の正方形を北側に 2mバックさせて、その南側を半円形のベンチと植栽、それにすりガラスの塀で囲まれたパティオ (中庭) とした。 パティオの中央には白大理石の水盤から噴泉が水音を立て、イスラム庭園のような静謐な空間をつくっている。 ガラス戸と障子を壁の中に引き込むと、広間とパティオは一体化する。
広間は白い空間として、カーペットもソファも白いものを選び、これとは対照的に奥の寝室を、海の底のような青い空間とした。 ドーム屋根には金色のモザイク・タイルを貼っている。

障子が引き込まれた広間よりパティオを見る



鳥瞰図


BACK     NEXT

© TAKEO KAMIYA 禁無断転載
設計のお問い合わせは こちらへ
kamiya@t.email.ne.jp