日本建築協会の 『建築と社会』 2010年7月号
24-25ページ、「 インドの石」 神谷武夫
写真は すべてモノクロ。



STONE IN INDIAN ARCHITECTURE

『 建築と社会 』

2010年7月号、特集「 建築と石 」
インドの石
神谷武夫

● 関西の建築関連団体に「日本建築協会」というのがあります。大正 6年に「関西建築協会」として設立された、90年の歴史をもつ老舗団体です。 当初は 関西の建築家を大同団結しようとする組織でしたが、次第に 広く建築・建設関係のゆるい団体となったようです。その機関誌『建築と社会』の7月号が、「建築と石」という特集をしています。執筆者は、長尾重武、三宅理一、神谷武夫、渡辺明次、倉片俊輔、竹内良雄、新見隆、黒田龍二の諸氏です。私は「インドの石」と題して、インド最初の石窟寺院であるバラーバル丘の石窟寺院と、タージ・マハル廟などの白大理石のドーム屋根について書きました。

この記事は、『神谷武夫とインドの建築』のサイトにおける
「インド建築入門」のディヴィジョンの中の、
「インドの石」というページに まとめてありますので、
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 2010年3月1日に、「日本建築協会」の機関誌の『 建築と社会 』編集部の片山和代さんという人から電話があり、7月号で「建築と石」という特集をするので、インドの石窟寺院について原稿を書いてほしい という依頼です。A4で2ページ、4月30日が締め切りで、7月6日ごろの発行予定、委細 メールにて書き、見本誌を送ると言います。夕方にメールで「特集企画案」と「執筆依頼書」を送ってきて、そこにも『 建築と社会 』の見本誌をお送りいたします、とあります。しかし1週間たっても 1ヵ月たっても、見本誌を送ってきません。
 そんなことを1ヵ月も忘れるような バカな編集部が 絶対にないとは言えませんが、ここは いつものように、電話盗聴をしたマフィアが 日本建築協会に圧力をかけ、「協会委員」の半数がマフィア系の企業である日本建築協会は、いうことをきかないわけにはいかず、困った編集部は、見本誌を送らなければ、私が そのうちに原稿のことも忘れてしまうのではないか、という思惑だったのでしょう。
 1ヵ月たって、この原稿は書こう と思ったので、4月5日に片山さんにメールで「見本誌、送ってきませんね。」と書いて送ると、あわてて上層部と相談した(であろう)片山さんから電話があり、見本誌をすぐ送ると言い、翌日 2冊届きました。見本誌を送るのが遅れた分、原稿は5月中旬でも結構だとあります。
 私は この年、5月14日から6月13日まで1ヵ月間 スペインに行ったので、旅行出発の直前に、原稿と写真を 片山さんに送りました。