日本建築家協会・関東甲信越支部 機関誌 『JIA Bulletin 』
No. 46、1991年4月号、2〜6ページ 「 私の職能 」欄
「何をプロフェスするのか」 神谷武夫



WHAT SHOULD WE PROFESS ?

『 JIA Bulletin 』

1991年4月号 「 私の職能 」欄
「何をプロフェスするのか、「本当の仕事」は「精神の促し」のため」

神谷武夫

この記事は、『 神谷武夫とインドの建築 』のサイトにおける
「原術へ」のディヴィジョンに、「 何をプロフェスするのか」
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このエッセイが なぜ 建築(建設)界から忌避されたのかというと、建築家の事務所(設計事務所)の多くが 「株式会社組織」であるのは おかしい、と書いているからです。プロフェッションの意味を考えていけば 当然そういう結論になるわけで、建築家の事務所が 営利企業としての株式会社の組織になるならば、それは もう建設会社と何の違いもないわけです。営利企業の会社々長としての建築家の仕事が プロフェッションなら、建設会社の社長の仕事も プロフェッションになってしまうでしょう。ところが日本では、多くの設計事務所が 株式会社となり、「設計業者」と 呼ばれています。こんな国は、世界中のどこにも ありません。 多くの国では 法律で、建築家の事務所は 株式会社とすることが禁じられています。(日本では 小規模の事務所は、当時あった有限会社組織を選びましたが、株式会社と本質的な違いはなく、今では その制度は ありません。)