A YEAR PHOTOGRAPHS of SASKIA

サスキアの一年写真アルバム
神谷武夫

サスキア
ペットショップにいたシマリス(サスキア)と 初めて対面した。


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● サスキアの正確な誕生日は分からないのですが、中国からの輸入文書には「3月上旬の生れ」と記載されているそうですから、この3月上旬に、満1歳となります。ということは、今までは「0歳児の不良少女」だったわけですね。そして来月の 14日には、「お迎え」1周年になります。それらを記念して、「今までの写真を集大成する」とともに 新しいものを加えて、「サスキアの1年、写真アルバム」を作成することにしました。 サスキアは ケージの中では じっとしていることが多いのですが、ケージ越しでは 写真が撮りにくく、 「へやんぽ」をしている時には 絶えず走り回っているので、やはり 撮りにくいので、なかなか うまくいきません。それでも1月19日に 巣箱の「大掃除」をしたので、通常とは異なった状態の写真も 撮りました。写真は、いちいち 拡大させずに、どれも このページに 大きく載せます。   ( 2026 /03/ 01 )



サスキアの「 お迎え」4月

● 2025年になっても、昔 学生時代に飼った シマリスへの「懐旧の情」が収まらず、ますます強くなって、ネットで リスの動画を見るだけでは とうてい満足できず、4月中旬になって、ついに、もう一度 シマリスを飼おう! と 決心しました。

 4月14日に2時間半かけて、ペットショップ KOJIIMA の遠くの支店まで行って、辛うじて シマリスを1匹 確保できました。成人シマリスは 体重が 100グラムぐらいなのですが、このリスは まだ生後1ヵ月なので、45 グラムしかない ということでした。「頭胴長」(シッポを含めない 体の長さ)は、8センチくらいです。これから 2ヵ月くらい かかって 13 〜14センチに成長していくのですから、まだ 小さな子リスです。人間で言ったら、「幼稚園児」ぐらいの段階です。本当に 小さい。でも 赤ちゃんとは違い、五体満足で、手で持った時には やせて、やや骨ばっている感じだったのに、外見は、成人シマリスと あまり変わりません。

サスキア

ペットショップの 大型プラスチック・ケースの中、
おがくずに潜って 隠れていた シマリス(サスキア)
おがくずを どかして、何十年ぶりかに
本物のシマリスを まじかに見て、感無量になった。


サスキア

おがくずの間から出てきたシマリス(サスキア)
体は小さくとも、ふっくらした大きなシッポを持っている。
ほんの少しの間 手に持つと(すぐに逃げて、おがくずに
潜ってしまうが)何とまあ 柔らかく、やせて 軽いことか。


サスキア

歩き出した、生後1ヵ月のシマリス(サスキア)
幼児なので、頭が大きく 体が小さいが、ちゃんと、
焦げ茶色の5本の縞と、4本の手足、それに 大きな眼を持っている。
体重は 45 g、「頭胴長」(シッポを含めない 体の長さ) は 8cm

 このシマリスは、食べ物が もう ミルクではなく、普通に固形食(離乳食)を食べるし、発育途上ではあっても、もう十分に「一丁前」の姿をしています。オスかメスかは まだ分からないということでした。性器が 見分けが付くほどに成長するには 数カ月 かかるらしいですが、ショップの人が見るところ、おそらく メスだろう、という話でした。

 昔飼っていたリスには 名前を付けなかったので、今度は 良い名を付けてあげようと 思い、4文字以内に しようと、あれこれ考えた末に、「サスキア」にしました。画家のレンブラントの 最愛の妻で、29歳の若さで 亡くなってしまった女性の名です。レンブラントは サスキアをモデルにして 多くの絵を描きましたが、一番有名なのは、『フローラ(春の女神)に扮した サスキア』です。可愛いシマリスに 似ていると思いませんか?

フローラ
レンブラント 『 フローラに扮した サスキア 』
1634年、エルミタージュ美術館蔵

● サスキアと名付けた 私のシマリスは、ショップで「ビビリ 性格ですよ」と 言われたとおり、翌朝になっても おがくずの中に潜(もぐ)ったままでしたが、ビビリだったのは 見せかけだけで、実は 大胆不敵なシマリスだったのです。買ってきた翌日にプラ・ケースから脱走して、早くも「放し飼い」になって しまいました。部屋じゅうを走り回って 神出鬼没、私が ちょっと近づくと 逃げて、どこかに隠れてしまいます。

サスキア
家に来た翌日、プラ・ケースから脱走した サスキア

 夕方になって、ダイニングで夕飯を食べていると、それまでは ちょっと 近づいただけで逃げる このシマリスが、私の足元にやってきて ズボンを登りはじめ、 膝の上にきて 私の顔を見たりしています。これなら 手の平に乗るかもしれないと、右手を開いて そぉっとリスの前に出しました。歩いて乗ってくるかと思いきや、突然 リスは 私の人差し指にガブリと噛みついてきたのです。「痛ぁー」と叫んで 手を振って リスを放り出しました。こういう時にリスは 怪我をすることが あるらしいですが、このリスは ひらりと床に降り立ちます。 しばらくすると、また このリスが ズボンを登って 私の右足の腿に乗ります。今度はだいじょうぶかと、右手を出すと、またガブリです。「痛い!」とリスを振り払うと、床に降り立って、どこかに行ってしまいます。ひどい目にあってしまった と思っていると、さらにまた 膝に乗ってきます。もう懲りたと、手を出さずに垂らしていると、その手に飛びかかってきて、3度目のガブリです。

 昔飼っていたリスが 実に従順で 可愛かったのと比べると、これは「不良品」のシマリスだ! という思いに とらわれましたが、後になって、噛みつかれた時の 私の「失敗」に 気が付きました、あの時、私が 手の平の上に エサを置いて差し出せば、サスキアは 私の手の平に乗ってきて エサを食べたでしょう、エサ無しで 手の平を出したので、リスは 私の「手」を食べ物だと思いこんで、ガブリと噛みついたのです。

サスキア
翌朝、窓際で 日向ぼっこする サスキア


ケージへの引越し4月

● そんな こんなで、てんやわんやの リス飼育の始まりでしたが、「お迎え」してから半月後の4月28日の朝、プラケースから「家具付きケージ」へと、体一つの 引っ越しを させました。「前科者」ですから、ここで ずっと おとなしくしているかどうかは 分かりませんが、逃亡者にならないことを祈って。リスは 狭いプラ・ケースから 広い新天地に移って、コーナー・ステージから巣箱に飛び移ったり、一番上の ハンモックに跳び上ったりして ゴキゲンです。そして 丸い穴(入口)から巣箱に入ると、なかなか出てきません。暗くて、深くて、狭いスペースが「隠れ家」のようで、よほど居心地が よいのでしょう。

サスキア
ケージに引っ越して、最上階の ハンモックで くつろぐ サスキア

● サスキアが一番好きな場所は 最上階のハンモックで、朝起きると、まず ここで 非常に長いこと 毛づくろいをしています。ここで 猫みたいに 丸くなって寝たり、いつまでも デレーンと 腹ばいになって 弓なりに 寝そべったり(これが 一番 気持ち良さそうです)、伸びをしたり、あくび をしたり、グルーミングや 顔拭きを しています。

サスキア

巣箱の屋根に乗るのも好きな サスキア
ここで よく、毛づくろいを しています。
屋根の端っこを 齧られてしまった。

● シマリスの顔は 眼が大きいということが特徴ですが、ユーチューブなどで見る まん丸の眼のシマリスに比べると、サスキアの眼は ほんの少し 平べったいので、わずかに 険がある印象です。不良少女の素質が あったのかもしれません。

サスキア
私の呼びかけに驚いて、目を見張る サスキア

● ある日の朝、いつもより 早く起きてしまい、寝室から居間に来て 照明をつけると、サスキアが ハンモックに座って、私を待っていました (?) 。「サスキア、お早う」と 声をかけると、そのまま 私を見ています。私が顔を近づけて、2人で見つめあいました。こんなことは 初めてで、後にも ありません。

巣箱  巣箱
巣箱から顔を出し(4月)、 乗り出す(9月)サスキアの成長


トイレハウス と サスキア5月

● ケージに入居した 初めのうち、サスキア は あちこちに 糞(ふん)をしていたので、それらを全部 トイレ・ハウスに投げ込んでおいたら、そこがトイレだと認識したらしく、糞もオシッコも、トイレ・ハウスの中に するようになりました。 シマリスは、きれい好きです。ヒマさえあれば 毛づくろいや 顔拭きをして、頭から シッポの先に至るまで 体じゅうの汚れを落とすので、水浴びの必要はなく、飼い主がブラッシングをしてあげる必要も ありません。

トイレ  トイレ"
トイレ・ハウス(ハーモニー・トイレ)に入る サスキア

● 一般的に、シマリスは ペットのなかでは 比較的にトイレを覚える方なので、その点では 飼育が楽だと言われます。他方、シマリスにトイレを覚えさせるのは 困難だ という説もあります。もちろん個体差があるので、トイレが だめな子もいますが、うちのサスキアは 優秀な方だと思います。それでも 多少の苦労は あります。毎朝 サスキアより早く起きて、最初に トイレ掃除をします(サスキアが起きてから 扉の開け閉めをしていると、ケージから跳び出る恐れがあるので)。 糞(ふん)よりも オシッコの処理に 手間が かかります。

サスキア
トイレ・ハウスに 入ると、気が休まるんです。


ケージから脱走する サスキア5月

● ある日、サスキアは 私の手の脇をすり抜けて、部屋に飛び出してしまいました。それから1時間くらい、カーテンを駆け上って カーテンレールや本棚の上を歩いたり、部屋中を走り回って 自由を満喫していました。 別の日、手袋を引っくり返してきれいな面にしようとしたら、何と サスキアが手袋の中から飛び出て、開けていた扉から またしても 部屋に飛び出してしまったのです。

サスキア

カーテンを這い登ったは 良いが、
本棚の上から、恐くて降りられない サスキア

● サスキアは 10月13日にも ケージから脱走して、あいかわらずカーテンを登ったり降りたりして カーテンレールや本棚の上を歩きまわり、部屋中を探検して、私の背中も歩いたりして、3時間も「へやんぽ」(部屋+散歩)をしました。その後も、脱走に次ぐ 脱走で、手に負えなくなりました。 今は夜の 11時、 サスキアはどこに隠れたかも知れず(この部屋は本棚だらけで、台所とも一続きなので、隠れるところは 山ほどあります)、どこで眠っているのか、 ケージには戻ってきません。

へやんぽ
シマリスの実物大フィギュアを、不審そうに見る サスキア


サスキア
ケージから脱走して、勝手に「へやんぽ」する サスキア

サスキア


 ところが 翌日、サスキアは ケージに戻ってきて、それからは 毎日 おとなしく しています。「放蕩娘(ほうとう むすめ)の帰還」というわけです。しかも、なぜか オシッコの量が少なくなって、ネバネバ も少なくなり、トイレ掃除が楽になりました。

トマト

ケージの中で、プチ・トマトを食べる サスキア
リスの 手(前足)の指の数は4本です。

● シマリスは、花を食べるのが好きで、サスキアも 喜んで食べます。近くの並木道の街路樹(サルスベリ )が 小さな赤い花と白い花を たくさん咲かせていたので、赤い花の ごく小さい一枝を 持ち帰り、ケージの中に差し入れると、サスキアは むしゃむしゃと 食べていきました。花ばかりでなく、丸い実も、緑の葉っぱも。細枝も 全部食べます。ところが、別の道路の 違った種類の街路樹の 白い花を与えたら、全然 食べませんでした。その花には シマリスの嫌いな匂いがあるのか、体調が悪かったのか、理由は分かりません。


花
サルスベリの花を、むしゃむしゃと 食べる サスキア


花
サルスベリって、いい匂いがするね。


● ケージの床面はメッシュなので、柔らかい床面として 毛糸の手袋を置いたら、サスキアは しょっちゅう この中に もぐり込んでいます。体全体を中に入れたまま、頭だけ出している姿は、とても可愛い。サスキアが こんなに 手袋で遊ぶとは、意外でした。

手袋  手袋
手袋にもぐって、顔だけ出しているサスキア


● サスキアは 生後5か月となり、すっかり大きくなりました。 体重は ちょうど 100 グラムで、「お迎え」した頃の2倍になりました。 今や、巣箱が 小さく感じられます。体重 100 グラムというのは、成人シマリスの標準値と言えます。肥満にならないよう、定番の おやつの「ヒマワリの種」(ヒマ種)は毎日 10個と決め、ケージの小窓をあけて、1個ずつ 直接 あげています。もっとも その半分は、巣箱の中に 貯食されて しまいますが。


 
給水ボトルから 水を飲む サスキア
たくさん 水を飲むと、それだけ オシッコの量も増えるので、
「あんまり たくさん飲まないで!」と 心の中で つぶやく 私です。

 ほかにも、朝食時に 私は季節の果物(リンゴ、苺、パイナップル、 冬は 富有柿 )を食べる習慣なので、その一片を あげます。 お昼には ナッツ類(割ってあげたクルミ、ピーナツ、ピスタチオ、アーモンド、ヘーゼルナッツなど)を 殻付きで どれか一つ あげます。
 ヘーゼルナッツの殻と アーモンドの殻は、オニグルミほどでは ないけれど 非常に堅いので、サスキアは それを割って中身を食べるのに、最初、ヘーゼルナッツは 20分も かかり、アーモンドは 40分 格闘しても割れなくて、 私の方に来て 助けを求めたので、クルミ割り器で 割ってあげました。

サスキア
アーモンドの殻を割れない サスキア


● テラコッタ・トンネルは 表面が 硬くて 荒くて ザラザラなので、トンネルをくぐっても、上に乗っても、リスの足の爪が 削れていくので、爪切りの必要が なくなる という。 なぜか サスキアは、しょっちゅう、この上で くつろいでいます。硬くてゴワゴワした床面が 心地よいのでしょうか ?

テラコッタ
テラコッタ・トンネルの上で ひと休みする サスキア


巣箱の 第1回大掃除7月

● サスキアが 巣箱に、だいぶ多くの 貯食をしてしまい、今に あふれてくるのではないか と案じ、スライド扉を上げて、貯食されたエサを 2/3 ぐらい 下に掻き落としました。サスキアは ビックリして 飛び跳ねていました。
 それが、夜の9時くらいになって、キュン . . キュン . . キュン . . という 小さな音が聞こえるので、何だろうと思ったら、どうやら サスキアが 巣箱の中で 泣いているのだ と 分かりました。とっくに寝ているはずの サスキアが、こんな夜遅くに 泣いているというのは、寝ぐらに せっせと貯食してきたものが 半分以上も 無くなってしまい、不安で 眠れなくなったのでしょう。そこで、ヒマワリの種を一つずつ、6個ぐらいを ごく ゆっくりと 巣箱に投げ入れたら、サスキアは それを見て(食べて ? )安心したらしく、泣くのをやめて、眠りについたようでした。翌朝は、いつものように元気に回し車を まわしていたので、私も安心しました。 シマリスが、キュン . . キュン . . キュン . . と 小さな声を出して泣く というのは、初めて知りました。今回は、貯食の半分以上が 奪われる という 初めての体験だったので、恐怖に襲われたのかも しれません。2回目、3回目になれば、慣れてくることでしょう。

貯食

第1回の「大掃除」の あと、スライド扉を 鼻で押し上げて、
貯食したエサを食べる サスキア (0705)

● サスキアが 巣箱の中に貯食した エサが、スライド扉の下の すき間から匂うのでしょう、サスキアは それを食べようと、扉を 5センチくらい、 鼻で 押し上げてしまいました。私が それに気が付いた時には、サスキアは それらのエサが、 自分が上から貯めこんだものとは知らずに、食べていました。扉を押し上げた時に 下に こぼれ落ちたものの内、床に置いた手袋の上に落ちたものを 取り出して調べると、毎日 10個ずつあげていた ヒマワリの種が一番多く、そのまままの物と、剥かれた殻とが 半々ぐらいでした。そのままの物は 翌日の分として、また あげます。


サスキア
リンゴの小片を食べる サスキア


サスキアの タイガー化10月

● シマリスは 本来、冬は冬眠しますが、暖かい家庭で飼われているシマリスは 冬眠しません。その代わり、その間は気性が荒くなるシマリスが多いのです。それまで おとなしかった飼いリスが、ある日突然 狂暴になり、飼い主や家族に噛みつくように なるのです、しかし 春になると、ある日 突然それが止み、元通りの柔順なシマリスに戻るのです。これを、シマリスの「タイガー期」と呼んだりします。

タイガー
横向きになって、ケージの縦棒をつかんで 齧る サスキア。(0929)


● 10月になって、サスキアは 完全に「タイガー期」に入ったようです。私が手をケージに寄せると、サスキアは 指に噛みつこうとして、格子の間から 鼻を突き出します。これでは とても 放し飼いになど できません。 それに、絶えず天井格子を齧ります。いくら「コラッ」と言って やめさせても、すぐまた始めます。こちらも うんざりして 堪忍袋の緒も切れ、昼間からケージに 布をかけてしまいます(毎日、夕方から翌朝までは、サスキアがよく眠れるよう、ケージに布をかぶせて暗くし、音もさえぎる習慣なのですが)。シマリスの可愛さも半減です。


タイガー
縦格子をつかんで立つ、タイガー化した サスキア。(1003)


● 次には ケージの後方ではなく、手前の右上の格子を齧ります。私が いくら やめさせようとしても、齧り続けます。もう、本当にうんざりして、頭にきました。そこへ、数日前にアマゾンで見つけて 注文しておいた「ビターアップル」という 噴霧材が、郵便配達で玄関に届きました。 これを ケージの手前右上のコーナー部一帯に スプレーしてみました。サスキアは驚き、近づいて匂いを嗅ぎ、ペロペロなめたりしていましたが、「これはヤバい」と感じたらしく、離れた所に行くと、もう ここへは 近寄りません。そして ハンモックに上って 伏せて座ると、ずっと おとなしくしています。何という、素晴らしい効力か!


サスキア     ビター     
天井格子をかじる サスキアと、ビターアップル。(1010)


 「ビターアップル」というのは アメリカで開発された、「リンゴの皮から抽出した 天然の苦味成分で 愛犬の噛み癖を 矯正する」という、薬品のような「しつけ用スプレー」で、愛犬や愛猫に「噛んじゃダメっ」を しつけるという、それが本当なら「天の助け」です。未熟なリンゴの苦み成分というのは あまりに苦いので、犬や猫は これが吹き付けられたところを 噛まなくなるという。1960年から 生産販売されているそうで、人畜無害だそうです。

タイガー
ハンモックの布を 食いちぎって 綿を出す、サスキア・タイガー。(1010)

● サスキアが、一番快適な場所であるはずの ハンモックの上端のあたりを 食いちぎって 穴をあけていることに 気が付きました。すぐに「ビターアップル」をかけましたが、狂暴化して 異常な興奮状態にあるサスキアは、リンゴの苦み成分など 物ともせず、私が見ている前で、ハンモックの布を すさまじい勢いで 食いちぎって、中の綿を出していきます。その 猛り狂った姿は、まさに「タイガー」と呼ぶのが ふさわしい、と感じました。これが シマリスの「タイガー期」というものです。昔 飼っていたリスは タイガー期に ならなかったので、これが、初めて見る「シマリス・タイガー」の姿です。この勢いで 手に噛みつかれたら、さぞかし 痛いだろうと 思います。


タイガー
タイガー期の、近寄れない サスキア。
一日中 タイガー化しているわけでは ありません。(1011)


●「タイガー化」には、対処する道がありません。むしろ 近寄らずに、勝手にさせておくほかない、と 悟りました。ちょうど 人間の犯罪者が 犯行当時に、弁識能力や、制御能力を失っていた」と「精神鑑定」で判断されると、刑が軽減されたり 無罪になったり するような ものです。つまり、サスキアを責めてはいけません。タイガー化は、シマリスを飼っている以上、甘受すべき「自然現象」だと 達観して、その間は ケージに近寄らずに いましょう。

タイガー
タイガー期が終わった、傷心のサスキア。(1012)

● タイガー期には、もう「可愛いシマリス」という気持ちは薄れて行きますが、でも、よく考えてみると 、サスキアは「お迎え」してから 半年になりますが、まだ 私はサスキアに 噛まれて出血したことはないし、引っ掻かれたこともなく、ケージの中の 木の巣箱も あまり 齧(かじ)られていないし、回し車は 毎日 せっせと回しているし、糞やオシッコは 主に トイレハウスの中でしてくれるし、まあ 素のサスキアは、シマリスとしては、むしろ「素行優良児」なのかも しれません。


● ただ、サスキアが タイガー期を脱して、おとなしく ハンモックの上で 小さく 丸まっているのを見ると、少し 可哀そうになってくるのですね。本来 森の中で自由に飛び跳ねているべき リスが、こんな 狭いケージに閉じ込められて 小さく丸まっているのは、自然の摂理に反していることだなあ と。

サスキア  小さく丸く
ハンモックに 顔をうずめて、丸く小さくなる サスキア(1110)
上方の 白い部分は、サスキア・タイガーが
布を食いちぎって作った、大きな「穴」

● でも、じっくり見ていると、顔をうずめて 丸くなる「ごめん寝」は、体が一番 楽な姿勢だから なのかもしれない、と 思わせもします。朝ごはん(柿)を食べて満腹したあと、顔拭きや、多少の運動をした後、ハンモックに 顔をうずめて丸くなって動かず、たまに顔をあげて、数回 まばたきをすると、また顔をうずめて しまいます。シマリスの体は 伸縮自在ですが、体を伸ばしている時には、より多くのテンション(張力)が 掛かります。体を丸めて 手足を引っ込め、顔もうずめて、小さく 丸くなれば、テンションが ゼロになって、一番 楽なのかも しれません。反省して「ごめん寝」しているわけでもないでしょう。


新しい巣(別荘)作り11月

● 10月末から「へやんぽ」を させるようになりました。それまで 半年間も させていなかったのは、サスキアが「噛みリス」ではないかと 疑っていたからです。でも そうではないらしい と分かって、狭いケージの中に閉じ込められている ストレスを少なくするためにも へやんぽ を させることにしたのです。今では 毎朝 30分から 40分間 部屋に出し、その間にトイレ掃除やエサの補給、水の取り替え、一番下の引出しのゴミ捨て、などをします。幸いなことに、サスキアは タイガー化も せず、噛みつきも しません。 11月24日には、初めて 私の 右手の 手のひら に乗って、ヒマ種を食べました。


サスキアの、ある日の へやんぽ
キッチンペーパーを くわえ、両手でかかえて 運んできた サスキア。(1108)

● 私が初めて、「 サスキア、へやんぽ だよ!」と言って 扉を開け放した時には、 それまで 私のスキをついて 脱走ばかりしていたサスキアは 驚いて、固まってしまいました。私が「 さあ 」と 促すと、おずおずと 扉口の方に歩いてきます。さらに促すと、 ピョンと 部屋に跳び出ました。リスが おずおずと歩くなんて、初めて見ました。

キッチンペーパーを くわえたまま、バッグの上にジャンプした サスキア。
ここから 本の列の うしろに 紙や食べ物を運び込んで 巣を作る。(1109)



ティッシュペーパーも 運び込む サスキア。(1208)


テーブル・ナプキンも、たたんで 持って行こうとするけれど、
ナプキンが大きいので 苦戦している サスキア。(1222)

● 寒い冬に備えて、ハムスター用の「あったか ポケット ベッド」を 置いて、一番後ろを2ヵ所、ケージの縦格子に 安全ピンで とめました。 シマリスには もう少し奥行きが長いと ベターですが、ふかふかで暖かいので、サスキアは 巣箱で寝るのをやめて、ここで寝るように なりました。

ベッド  ベッド
ポケット ベッドから 顔を出すサスキア。(1118)


ベッド
昼間から ポケット ベッドに入り、安逸を むさぼる サスキア
右は トイレハウス、左は テラコッタ・トンネル、手前は 毛糸の手袋。(1128)

 手前の手袋は 片方しか置けなくなりましたが、サスキアは ポケットベッドを好んで、もう 手袋には あまり潜(もぐ)らなくなり、当初の意図どおり、単なる 柔らかくてフラットな 床面に なりました。




ケージの 内部構成

ケージ

(左側は)一番上のハンモックの下に コーナーステージ、
その下 奥に テラコッタ・トンネル、手前に 回し車。

 (右側は)奥に巣箱(コーナー・ハウス)、その真下に トイレ・ハウス、
その左に ポケット・ベッド、それらの手前に 毛糸の手袋、
一番前に 床置きヒーター、その右に エサの入った タンブラー・グラス、
この上 奥に 給水ボトルと、爪とぎステップ。
巣箱の屋根には サスキアが 乗っている。(1118)


サスキアの鳴き声

● サスキアは 普段 まったく しゃべらないので、リスには声帯が無い、と言う人もいましたが、実は 声帯を持っていて、サスキアは たまに、「 キュルルルルルル、 キュルルルルルル 」と、声高く鳴きます。初めて聞いた時には 大変 驚きました。ハンモックや コーナー・ステージで まったりしている(ように見える)時に 鳴きます。いつもは 声を出さない動物の鳴き声だとは、とても思えません。これは 何かを訴えて いるのでしょうか? ヒマ種をあげると、鳴きません。 体の不調を訴えている のでなければ、もっと たびたび鳴いてくれると 嬉しい。

   (3回だけの 鳴き声は、こちらをクリック

でも、声帯があるのなら、なぜ犬や 猫のように、普段から 声を出さないのでしょうか? (1211)


へやんぽ   へやんぽ

(左)先月 作りかけた巣には 不満な点があるので、ティッシュペーパーを
くわえて、別の巣に 引っ越しをする サスキア。(1227)
(右)新しい巣の上から 顔を出して、外の様子をうかがう サスキア。(1230)




不良少女サスキア12月

● うちの 生後9ヵ月のシマリスは「女の子」ですが、サスキアという優雅な名前を付けてあげたにもかかわらず、ベルイマンの「不良少女 モニカ」ならぬ、「不良少女 サスキア」に なりました。なにしろ、何でも かんでも 引っくり返そうとする「秩序 紊乱者(びんらんしゃ)」です。彼女の生活に欠かせない「トイレハウス」まで、引っくり返そうとします。この前は とうとう 引っくり返してしまって、中のトイレ砂を半分くらい 下に 落としてしまい、掃除人を泣かせました。再び やられることを防ぐために、透明プラスチックの衝立(ついたて)を トイレハウスと ポケットベッドの間に立てましたが、これで一安心というわけではありません。不良少女の鼻息は たいへん荒いので、いつ、衝立もろとも、鼻で押してトイレハウスを引っくり返してしまうか 分かりません。

へやんぽ
シッポを立てて、次は 何を狙っているのだろうか (1207)


● サスキアが タイガー化した時に ハンモックの上の方に、布を食いちぎって 大きな穴をあけてしまいましたが、このごろは その穴から ハンモックの裏側に顔を突っ込んで、食べ物の 隠し場所にしています。しかも 今度は、あろうことか、ポケットベッドの柔らかい毛を、むしり始めたのです。毛糸の手袋が ボロボロにされたように、ポケットベッドの運命も 風前のともしびです。自分の寝場所を寒くして どうする。 最近も、爪とぎステップ(軽石)の 留め具のまわりを掘って 齧ってしまい、もうケージに留められなくしてしまったので、買い直さねばなりません。


● でも、彼女の心性は、善良な一面も 持っているのです。10月に タイガー化しましたが、ごく短期間で終わりました。上述のように、「お迎え」した翌日に 右手の指を3回も ガブリと噛まれてしまいましたが、それ以後は、今に至る8カ月の間、私は サスキアに一度も 噛まれたことがありません。
 今では 毎朝、自由に「へやんぽ」(部屋+散歩)をさせているので、ケージやトイレハウスの掃除をしている 私の手元を ウロチョロしたり、私の体に登ってきたり、机の上の 私の手の上を歩いたりするので、噛みつく機会は いくらでもあるのに、噛みつきません。私を「食べ物をくれる おじさん」と 認識して、思いやってくれるのです。へやんぽは 30分ぐらいで済ませて、 ケージに帰ってくるし、オシッコはトイレハウスの中でします。本棚の、そこらじゅうの本の後ろに入りますが、本を齧ったことは一度もありません。3回噛まれた時には「極悪リス」だと思いましたが、今では なかなか「愛(いと)おしい シマリス」サスキアです。
 ただ、私が サスキアを手のひらに乗せようと、ヒマワリの種を いくつか 手に載せて差し出すと、サスキアは 手のひらに 乗ってはくるのですが、そこで食べずに、あっという間に それらを「ほお袋」に いれると、よそに行ってしまいます。これを、「食い逃げサスキア」と呼んでいます。

へやんぽ

分別のない行動の故、いつのまにか 右脚上部に、
ケガの跡らしいものが できている
(円形脱毛症では なさそう)(1013)

● 私は毎朝 朝食に、トーストと紅茶(3杯)それに 果物を食べます。一番好きな果物は「柿」です。それも「種無し柿」は(去勢しているので (?) 柔らかく ヌルッとしていて)好まず、もっぱら(男性的なシャキッとした)堅い「富有柿」が好きで、冬の間(11月から2月)は 50年来、毎朝 富有柿を食べます(私は 冬柿 の宛て字だと思っていたので、昔から「ふゆがき」と言っていますが、「ふゆうがき」と読むのが正しいらしい)。その一切れを、朝食後 サスキアにあげると、私にとっては ほんの小さな一切れでも、リスにとっては 結構大きいので、両手で持って 食べ切るまでに 時間がかかります。それを、3杯目の紅茶を飲みながら 眺めて楽しむのも、私の日課です。食べた後、長いこと 顔拭きをして、伸びをして、毛づくろいをするのも 可愛い。
 サスキアは 乾いた食べ物が好きなようで、クルミや ピーナツのような ナッツ類を 一番 好みます。果物も好きですが、パイナップルやスイカのような、汁気の多い果物は あまり好みません。私が与えた果物の種類は まだ あまり多くないですが、リンゴと 柿は サスキアの好物で、毎朝 続けて 富有柿をあげても、ハンモックの上で おいしそうに食べます。柿には ビタミンC が多く含まれるので、「美容」にも良いのです。


柿の残し  柿の残し
柿 の最後の ひと口を 残して、だいぶ あとになってから食べる サスキア

 ところで、不思議に思っていることがあります。 サスキアに果物を与えると、よく、最後の ひと口を 残してしまいます。最初のうち、この果物は 好きでないのかな と思ってしまいましたが、いつのまにか、それが無くなっているので、時間をおいて 食べているのだと 分かります。時々、その姿も見ます。果物の種類を問いません。一体 なぜ、柿でも、リンゴでも、パイナップルでも、ひと口だけ(と言っても、リスにとっては 5〜10 口になりますが)残しておいて 後で食べたりするのか、貯食するわけでもなく、「ポイ捨て」でも ないので、「謎の行動」です。それが シマリス一般の、よくある習性なのでしょうか? 不良少女だから、というわけでも ないでしょうが。


巣箱の 第2回大掃除1月

● サスキアが 巣箱に貯食したエサの量が 増大して、入口の丸穴の下端に達したので、半年ぶりに、第2回目の大掃除をすることに しました。サスキアが 朝の へやんぽ をしている間に、巣箱の下に大皿を置いて、スライド扉を 上 いっぱいに上げると、出るわ、出るわ、大皿に 山ほどのエサが出てきました。コーナー型の巣箱は、前面から見るよりも 奥行きが深いので、えらい量のエサが集積されます。毎日あげていたエサの半分近くを、ここに 貯め込んでいたのです。
 前回の7月5日にやった時には、「貯食されたエサを 2/3 ぐらい 下に掻き落とした」のですが、今回は 情け容赦なく、ほとんど全部を 大皿に落としたので、一番下の わずかな量を 残すのみ となりました。( 2026 / 01/ 19 )

貯食  貯食
扉が閉まり切っていない 巣箱と、扉を抜き去った 巣箱。(0121)


● この巣箱は 精巧に造られていて、スライド扉は 実にスムーズに 上下に動きます。上に引き抜くこともできます。あとで 丸窓から顔を出したサスキアは、扉の上端を咥えて しきりに 引っ張り上げますが、しかし 中に居て、これを引き抜くことは できません。

 サスキアは 今では ここで寝ないで、下のポケットベッドで寝ているせいか、今回は 貯食が奪われても 泣いたりせず、完全には閉まり切らない スライド扉の下から はみ出たエサを 突ついて 食べていました。

貯食
扉を鼻で押し上げて、貯食の残りを食べる サスキア。 (0119)

そのうちに 扉を何センチか 鼻で押し上げては、頭を突っ込んで、巣箱の一番下に残ったエサを食べていましたが、これを繰り返すうちに 中に入ってしまい、本来とは逆に、下から入って、上の入口から 出てくるようになりました。


貯食
貯食の残りが 少なくなるにつれ、
巣箱の中に 入り込んでしまう サスキア。 (0119)

● このまま、 扉を上げ下げするのが 習慣になっては まずいと、スライド扉を完全に閉じて、その上端の左右の縦枠を ダブルクリップの金物で挟んで、サスキアの鼻の力をもってしても 扉を押し上げられないように しました。これでまた 半年間は、せっせと上から 巣箱の中に 貯食することでしょう。

手袋

縦枠を ダブルクリップの金物で挟んだ巣箱に乗る サスキア。(0209)


手袋

不良少女によって ボロボロにされた 毛糸の手袋
サスキアは 下から手袋に潜って 暴れた後、
上の指の付け根にあけた 穴の どれかから 出てきます。(0108)

手袋

どんなにボロボロでも サスキアは気にしませんが、
私は気になるので、 新しい「軍手」に変えましたが、
ボロボロにされるのは 時間の問題です。(0219)


サスキア
スキャナーの上の サスキア(0227)


 前から 心配していたことは、サスキアが電気配線を齧って、感電死してしまわないか、ということです。この部屋( 12畳くらいの広さの LDK )には、パソコンやオーディオ機器を始め、電気器具が山ほどあって、それぞれ電源につないでいるので、配線器具だらけです。それらを全部、「へやんぽ」している サスキアに噛まれないように 金属の被膜をするというのは、不可能と思われます。ですが、本当に、シマリスの飼育書などに書いてあるほど、危険なことなのだろうか、という疑問をもち、パソコンで、Google に、

「シマリスの前歯(切歯)は、通電しないのではないか?」

と質問してみました。すると、次のような回答がありました。

「はい、その通りです。シマリスだけでなく、げっ歯類全般の 前歯(切歯)は、主にエナメル質という 電気を通さない(絶縁体である)硬い物質で覆われているため、通電しません。エナメル質は 人体で最も硬い組織であり、歯の表面を保護する役割があります。電気を通さない性質を持つ物質としては、ガラスやゴムなどに似た 特性を持っています。
したがって、シマリスが もし電気コードを かじったとしても、感電することはない と考えられます。彼らが 電気コードをかじるのは、歯が一生伸び続けるため、摩耗させて 長さを調節する必要があるからです。」

これを読んで ホッとしました。昔 3ヵ月飼っていたリスも、現在8ヵ月飼っている サスキアも、電気コードによる事故を起こしたことは ありません。サスキアが老齢になって 口の回りが弱くなったりするまでは、今のままでも 良いのではないか と 思われます。もっとも、コードを噛まれたら 電気器具のほうには 故障が起きるかもしれないので、コード類には「ビターアップル」を スプレーしています。   ( 2026 /01/ 01 )


サスキア
サスキアが 机の上に あがって 食べ物をさがすと、
みんな フタが閉まってる。(0207)


女番長

私を責めるように、カメラ目線で歩いてくる 女番長。 (0121)


手乗りのシマリス1月

● サスキアは小さいころには「ねぼすけ」で、私が 毎朝5時ごろに 寝室から居間に来て 照明をつけ、「サスキア、お早う」と 声をかけると、巣箱から 寝ぼけまなこで 出てきても すぐに 引っこんでしまい、10分後ぐらいに、やっと 起きてきたものですが、今では 私が5時頃に来て、パソコンを起動させたりしてから ケージの「覆いの布」を 取り除くと、サスキアは 必ず起きていて、すぐに 回し車を まわしたり、ハンモックに跳びあがったりします。

 へやんぽ をさせると、サスキアは この部屋中を熟知しているので 縦横無盡に駆け巡り、あらゆる すき間や 本の裏に もぐり込みます。  ケージに戻ってきても、へやんぽを 始めてから 30分ぐらいは 扉を閉めているので、ケージの上に登り、そこから 机の上に跳び移って 歩きまわるので、ヒマ種や カボ種(カボチャの種)をあげたりすると、このごろは あまり「食い逃げ」を せずに、私の 手のひらの上で 食べるように なりました。

手のひら
机の上から 私の手のひらにジャンプして、
ヒマ種を食べるサスキア。 (0117)


手のひら

両手で ヒマ種を持つので、2本の後足で立つのですが、
バランスを保つために 前かがみに しゃがむので、
シマリスは いつも 座っているように見えます。(0118)


手のひら
もう終わり? と 食い足りない顔つきの サスキア。 (0121)


● サスキアが へやんぽ をしていて 机の上を歩いている時に、机から だいぶ離れたところに、いくつかのヒマ種を置いた手のひらを出すと、サスキアは机からジャンプして 手のひらに乗り、まわりに殻をまきちらしながら ヒマ種を食べます。食べ終わると すぐに よそに行ってしまいますが、だからといって、長く居させるために あんまり たくさん ヒマ種をあげるのは、肥満の原因になるので、よく ありません。1日に 10個から 20個を目安にしています。


手のひら
もう「食い逃げ」はしません、と 約束して ヒマ種を食べる サスキア。 (0121) 


手のひら
約束を守りそうもない サスキア。(0207)


● サスキアは、毎朝 元気に「へやんぽ」をしていますが、もう この部屋は探検しつくしたようで、音が全然しない時には、どこの本の後ろに いるのか、わかりません。この部屋にある書棚の長さは 全部で8メートル以上になり、大半が 床から天井まであるので、どこか 本の後ろに作った 巣(セカンド・ハウス)で くつろいでいると、全然 出てこないのです。


へやんぽ
新しい 巣(セカンド・ハウス)を作る場所を求めて、
ティッシュペーパーを咥えたまま、書棚を 渡り歩くサスキア。(0110)


● ずうっと前には、本の後ろ側の掃除をして、サスキアの巣も 片付けてしまったものですが、このごろは それをしないので、どこに 新しい巣があるのか 知りません。本の列の後ろに、快適な場所を見つけて 巣づくりをするというのも、リスの知的、創造的行為であり、狭いケージの中で生活するストレスを 和らげる効能を持つ と 思うからです。


へやんぽ
へやんぽ中に、鏡に写ったシマリス(自分)の姿を見て、
「お早う」と アイサツする サスキア。 (0107)


● 毎朝 サスキアを へやんぽに出してから、私が ケージとトイレ・ハウスの清掃や、エサと 水の 新らしいものへの取り替え などをするのに 20分ぐらいかかりますが、その間にも サスキアは ケージに戻ってきたりします。このケージの住み心地が 良いのでしょう。でも、そんなに早く戻ったのでは 十分な運動に ならないので、へやんぽ に出してから 30分は、扉を閉めて、ケージに入れないように しておきます。


へやんぽ

へやんぽ から 早く戻ってきたのに、ケージの扉が
閉じられているので、ひどいなぁ と 思いつつ、
中を覗きこんでいる サスキア。 (0122)


 そのあと、「もう戻ってもいいよ!」と言って 扉をあけておきますが、今度は なかなか戻ってこないことも あります。その時には、扉口(下端が 床から 18センチ)の手前に「踏み台」として 厚手の本を1冊置きます。すると、近くを走りかかったサスキアは 必ず 踏み台に乗って、ケージの中を 眺めわたし、「フム、ちゃんと 掃除ができているな」と見てとると、ピョンと中に入り、エサを食べ始めるので、私は扉を閉めるのです。


へやんぽ

踏み台の上から ケージの中に、嬉しそうに
ピョンと跳びこむ サスキア。( 1226)


噛みリスサスキア2月

● ヒマ種を載せていない時でも、ありはしないか と、サスキアは 手のひらに乗ってくるようになりました。たまに、手に じゃれてくることもあります。どうも これは、「馴れすぎ」なのかもしれません。今まで9ヵ月、一度も 噛みつかれないで きたのに、2月4日を 手始めに、何回か、サスキアに 手を 軽く噛まれました。「不良少女」を 甘やかしすぎた のでしょうか? もちろん サスキアに「悪意」は ありません。私の手のひらに乗って、いつもヒマ種があるのに、もう 無い、もっと欲しい、という 催促なのでしょう。 ヒマ種や カボ種を催促して 噛むのです。慣れ過ぎて「遠慮」が無くなってきたのです。私のメモや 薄い書類などを咥えて持って行こうとするので奪い取ると、私の手を噛んだりします。

手のひら

私を つかんだりしたら、噛むからね。( 0206)

 一度は、準備中の エサのグラスに 半身乗り込んで食べていたので、やめさせようと、上から サスキアの体全体を つかんだから 噛まれたので、これは 私の失敗です。ほかの場合に、「痛い!」と言って 振り払うことも ありましたが、傷が残ったり、赤く 腫れたりするほどのことは ありません。「甘噛み」に近いのでしょうか。それでも、私は 噛まれたくありません。やはり、サスキアとは 少し距離を取って 接していくのが 良いのかもしれません。

手のひら

なんにも無いから、噛んでやろう。( 0206)

● シマリスは ケージの中に入れて、眺めて楽しむものだ、という意見もあります。シマリスに噛まれないためには、それが最善だと思います。一方、いくら噛まれても 自分のリスは可愛いと、革の手袋をしたりしながら 飼いリスの世話をしたり、血だらけになりながら リスと戯れる人たちも います。
 ユーチューブなどで見る「ベタ馴れ」のシマリスの飼い主たちは、いったい どのくらい 噛まれているのでしょうか? 全然 噛まれないのでしょうか? 「甘噛み」だけ されるのでしょうか? 時々は、強く 噛まれているのでしょうか? 出血するほど 噛まれることは、どのくらい あるのでしょうか。私は、昔飼っていたリスにも、犬のタロにも、噛まれた記憶が ほとんど無いので、知りたいです。 こうしたことは あまり書かれず、公表も されないようですね。まあ「ベタ馴れ」するシマリス というのは、ごく少数派でしょうが。

猫

噛み猫(From "pet collective")

● 他のペットの場合は どうなんだろうかと、グーグルで、「 飼い猫に 手を噛まれる人の割合 」を 検索してみたら、驚くべき結果が示されました。

「飼い猫に 手を噛まれる 経験を持つ 飼い主の割合 については、調査によって 異なりますが、約 80 %が経験している というデータや、現在進行形で 噛み癖に悩んでいる人が 34 %にのぼる という 統計があります」

と言うのです。猫を飼っている人の3人に ひとりが、「猫の噛み癖で 悩んでいる」というのです。 さらに「 犬の噛み癖で 悩んでいる人の割合 」と 検索してみたら、「AI による概要」 として、

「犬の噛み癖に悩んでいる飼い主は 全体の約3割(30 %以上)にのぼります。また、愛犬に実際に「噛まれた」経験を持つ飼い主は6割以上という調査結果もあり、多くの家庭で 噛み癖は 深刻な問題となっています。子犬の時期だけでなく、成犬になっても 突然噛み付くなどの行動で 相談するケースが多いです。 」

と あります。これらで見ると、シマリスよりも、むしろ 猫や犬の方が、より多く 飼い主に噛みつくのではないか と 思わせる程です。小さなシマリスに 多少 噛まれるくらい、大したことでは ないのかもしれない。 或いは、おそらく、どのペットでも 似たようなものだ、ということでしょうかね。


へやんぽ

紙きれを咥えて、机の上を闊歩(かっぽ)する サスキア。( 0207)


怠惰な サスキア (別荘)ー 2月

 そんなわけで、サスキアに噛まれそうになることは しない、と用心してきましたが、今度は サスキアが、なかなか ケージに戻ってこなく なりました。30分以上、音もせず、姿も見せないでいると、もしかして、どこかで ケガをして 動けなくなったのではないか と 心 配し始めたら、近くの本棚から ひょっこり 出てきました。

へやんぽ

本棚の『レンブラント全画集』の 上から 出てきた サスキア。( 0222)


 ははあ、この大型本の列の裏に 別荘を作ったのだな、と 分かりました。30分以上も 籠(こも)っていたのだから、よほど居心地のよい場所で、ティッシュペーパーも 食べ物も、たっぷり運び込んだに違いありません。大型本の裏側は、それだけ 谷底のような深さになるので、快適なのでしょう。
 さて、この サスキアの セカンドハウスを温存するか、それとも片付けてしまうか、迷うところです。まあ、しばらく様子を見て、10分か 20分、そこで 寛(くつろ)いでいるのなら よいが、40分以上 ケージに戻ってこないような事態が続いたら、「強制撤去」するほかない、と 腹を決めました。


へやんぽ

不良少女には見えない、あどけない サスキア、満1歳になる少し前。( 0301)
手のひらに乗る大きさだけど、つかんでは ダメ、自分から乗って来るように しむけて。

 翌日は きちんと戻って来ましたが、そのあとは、1時間以上帰ってこない日が 続きました。「へやんぽ」の主目的は、狭いケージの中で生活していて 運動不足になりがちなシマリスに、森の中でのように 走り回ったり、ピョンピョン飛び跳ねたり、木から木へ飛び移ったりするような「運動」をさせることにあります。それが、運動しないで、セカンドハウスで のんびり「朝寝」をしているような「怠惰な生活」を 許すわけには いきません。ついに 別荘撤去の「強制執行」をすることにしました。

 レンブラント全画集などの大型本を 引き出していくと、その裏側に、白い綿のようなものがびっしりと詰まっています。綿と見えたのは、実は キッチンペーパーの切れ端の山だったのです。キッチンペーパ ーは リスにとっては結構大きいので、上の写真にあるように、1枚運ぶには 口で咥えて 両手で抱え、後ろ足だけで 歩いてこなければならないので、大変です。台所で キッチンペーパーを破いて、小さく畳んで咥えて、意気揚々と小走りに やって来る姿は 時々 見ていましたが、まさかこんなに多くとは! この区画の本を全部 どかして見ると、綿のような 紙屑の群れのまん中辺の くぼみの中に、サスキアの顔が見えました。紙の中には エサや、ナッツの殻などもあります。全部を取り出して 屑入れにいれると、いっぱいになりました。もう ここに セカンドハウスを造れないように、掃除した後、この区画の本を 全部 奥まで押し込み、裏側のスペースも無くしました(奥行き 40 cmの、大型本用の書棚です)。

本棚
大型本を 奥まで押し込んだ区画の 本棚

 本当は、こんな 役人のようなことは したくないのですが、サスキアの健康のためです。
サスキアよ、明日からは、へやんぽの時には、以前のように、部屋中を走り回るんだよ。


本棚
ヒマ種は、いくら食べても 飽きないね。


( 2026 /03/ 01 )



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Mark
TAKEO KAMIYA
メールはこちらへ kamiya@t.email.ne.jp