![]()
● 2025年になっても、昔 学生時代に飼った シマリスへの「懐旧の情」が収まらず、ますます強くなって、ネットで リスの動画を見るだけでは とうてい満足できず、4月中旬になって、ついに、もう一度 シマリスを飼おう! と 決心しました。 4月14日に2時間半かけて、ペットショップ KOJIIMA の遠くの支店まで行って、辛うじて シマリスを1匹 確保できました。成人シマリスは 体重が 100グラムぐらいなのですが、このリスは まだ生後1ヵ月なので、45 グラムしかない ということでした。「頭胴長」(シッポを含めない 体の長さ)は、8センチくらいです。これから 2ヵ月くらい かかって 13 〜14センチに成長していくのですから、まだ 小さな子リスです。人間で言ったら、「幼稚園児」ぐらいの段階です。本当に 小さい。でも 赤ちゃんとは違い、五体満足で、手で持った時には やせて、やや骨ばっている感じだったのに、外見は、成人シマリスと あまり変わりません。
![]()
ペットショップの 大型プラスチック・ケースの中、
おがくずの間から出てきたシマリス(サスキア)。
歩き出した、生後1ヵ月のシマリス(サスキア)。
夕方になって、ダイニングで夕飯を食べていると、それまでは ちょっと 近づいただけで逃げる このシマリスが、私の足元にやってきて ズボンを登りはじめ、 膝の上にきて 私の顔を見たりしています。これなら 手の平に乗るかもしれないと、右手を開いて そぉっとリスの前に出しました。歩いて乗ってくるかと思いきや、突然 リスは 私の人差し指にガブリと噛みついてきたのです。「痛ぁー」と叫んで 手を振って リスを放り出しました。こういう時にリスは 怪我をすることが あるらしいですが、このリスは ひらりと床に降り立ちます。 しばらくすると、また このリスが ズボンを登って 私の右足の腿に乗ります。今度はだいじょうぶかと、右手を出すと、またガブリです。「痛い!」とリスを振り払うと、床に降り立って、どこかに行ってしまいます。ひどい目にあってしまった と思っていると、さらにまた 膝に乗ってきます。もう懲りたと、手を出さずに垂らしていると、その手に飛びかかってきて、3度目のガブリです。 昔飼っていたリスが 実に従順で 可愛かったのと比べると、これは「不良品」のシマリスだ! という思いに とらわれましたが、後になって、噛みつかれた時の 私の「失敗」に 気が付きました、あの時、私が 手の平の上に エサを置いて差し出せば、サスキアは 私の手の平に乗ってきて エサを食べたでしょう、エサ無しで 手の平を出したので、リスは 私の「手」を食べ物だと思いこんで、ガブリと噛みついたのです。
● そんな こんなで、てんやわんやの リス飼育の始まりでしたが、「お迎え」してから半月後の4月28日の朝、プラケースから「家具付きケージ」へと、体一つの 引っ越しを させました。「前科者」ですから、ここで ずっと おとなしくしているかどうかは 分かりませんが、逃亡者にならないことを祈って。リスは 狭いプラ・ケースから 広い新天地に移って、コーナー・ステージから巣箱に飛び移ったり、一番上の ハンモックに跳び上ったりして ゴキゲンです。そして 丸い穴(入口)から巣箱に入ると、なかなか出てきません。暗くて、深くて、狭いスペースが「隠れ家」のようで、よほど居心地が よいのでしょう。
![]()
巣箱の屋根に乗るのも好きな サスキア
● ケージに入居した 初めのうち、サスキア は あちこちに 糞(ふん)をしていたので、それらを全部 トイレ・ハウスに投げ込んでおいたら、そこがトイレだと認識したらしく、糞もオシッコも、トイレ・ハウスの中に するようになりました。 シマリスは、きれい好きです。ヒマさえあれば 毛づくろいや 顔拭きをして、頭から シッポの先に至るまで 体じゅうの汚れを落とすので、水浴びの必要はなく、飼い主がブラッシングをしてあげる必要も ありません。
● 一般的に、シマリスは ペットのなかでは 比較的にトイレを覚える方なので、その点では 飼育が楽だと言われます。他方、シマリスにトイレを覚えさせるのは 困難だ という説もあります。もちろん個体差があるので、トイレが だめな子もいますが、うちのサスキアは 優秀な方だと思います。それでも 多少の苦労は あります。毎朝 サスキアより早く起きて、最初に トイレ掃除をします(サスキアが起きてから 扉の開け閉めをしていると、ケージから跳び出る恐れがあるので)。 糞(ふん)よりも オシッコの処理に 手間が かかります。
● ある日、サスキアは 私の手の脇をすり抜けて、部屋に飛び出してしまいました。それから1時間くらい、カーテンを駆け上って カーテンレールや本棚の上を歩いたり、部屋中を走り回って 自由を満喫していました。 別の日、手袋を引っくり返してきれいな面にしようとしたら、何と サスキアが手袋の中から飛び出て、開けていた扉から またしても 部屋に飛び出してしまったのです。 ![]()
カーテンを這い登ったは 良いが、 ● サスキアは 10月13日にも ケージから脱走して、あいかわらずカーテンを登ったり降りたりして カーテンレールや本棚の上を歩きまわり、部屋中を探検して、私の背中も歩いたりして、3時間も「へやんぽ」(部屋+散歩)をしました。その後も、脱走に次ぐ 脱走で、手に負えなくなりました。 今は夜の 11時、 サスキアはどこに隠れたかも知れず(この部屋は本棚だらけで、台所とも一続きなので、隠れるところは 山ほどあります)、どこで眠っているのか、 ケージには戻ってきません。
![]()
![]()
ケージの中で、プチ・トマトを食べる サスキア
![]() 手袋にもぐって、顔だけ出しているサスキア
ほかにも、朝食時に 私は季節の果物(リンゴ、苺、パイナップル、 冬は 富有柿 )を食べる習慣なので、その一片を あげます。
お昼には ナッツ類(割ってあげたクルミ、ピーナツ、ピスタチオ、アーモンド、ヘーゼルナッツなど)を 殻付きで どれか一つ あげます。
● サスキアが 巣箱に、だいぶ多くの 貯食をしてしまい、今に あふれてくるのではないか と案じ、スライド扉を上げて、貯食されたエサを 2/3 ぐらい 下に掻き落としました。サスキアは ビックリして 飛び跳ねていました。 ![]()
第1回の「大掃除」の あと、スライド扉を 鼻で押し上げて、 ● サスキアが 巣箱の中に貯食した エサが、スライド扉の下の すき間から匂うのでしょう、サスキアは それを食べようと、扉を 5センチくらい、 鼻で 押し上げてしまいました。私が それに気が付いた時には、サスキアは それらのエサが、 自分が上から貯めこんだものとは知らずに、食べていました。扉を押し上げた時に 下に こぼれ落ちたものの内、床に置いた手袋の上に落ちたものを 取り出して調べると、毎日 10個ずつあげていた ヒマワリの種が一番多く、そのまままの物と、剥かれた殻とが 半々ぐらいでした。そのままの物は 翌日の分として、また あげます。
● シマリスは 本来、冬は冬眠しますが、暖かい家庭で飼われているシマリスは 冬眠しません。その代わり、その間は気性が荒くなるシマリスが多いのです。それまで おとなしかった飼いリスが、ある日突然 狂暴になり、飼い主や家族に噛みつくように なるのです、しかし 春になると、ある日 突然それが止み、元通りの柔順なシマリスに戻るのです。これを、シマリスの「タイガー期」と呼んだりします。
● 10月末から「へやんぽ」を させるようになりました。それまで 半年間も させていなかったのは、サスキアが「噛みリス」ではないかと 疑っていたからです。でも そうではないらしい と分かって、狭いケージの中に閉じ込められている ストレスを少なくするためにも へやんぽ を させることにしたのです。今では 毎朝 30分から 40分間 部屋に出し、その間にトイレ掃除やエサの補給、水の取り替え、一番下の引出しのゴミ捨て、などをします。幸いなことに、サスキアは タイガー化も せず、噛みつきも しません。 11月24日には、初めて 私の 右手の 手のひら に乗って、ヒマ種を食べました。
|
![]()
キッチンペーパーを くわえたまま、バッグの上にジャンプした サスキア。 |
● 寒い冬に備えて、ハムスター用の「あったか ポケット ベッド」を 置いて、一番後ろを2ヵ所、ケージの縦格子に 安全ピンで とめました。 シマリスには もう少し奥行きが長いと ベターですが、ふかふかで暖かいので、サスキアは 巣箱で寝るのをやめて、ここで寝るように なりました。
![]() ポケット ベッドから 顔を出すサスキア。(1118)
(左側は)一番上のハンモックの下に コーナーステージ、
![]()
(左)先月 作りかけた巣には 不満な点があるので、ティッシュペーパーを
● うちの 生後9ヵ月のシマリスは「女の子」ですが、サスキアという優雅な名前を付けてあげたにもかかわらず、ベルイマンの「不良少女 モニカ」ならぬ、「不良少女 サスキア」に なりました。なにしろ、何でも かんでも 引っくり返そうとする「秩序 紊乱者(びんらんしゃ)」です。彼女の生活に欠かせない「トイレハウス」まで、引っくり返そうとします。この前は とうとう 引っくり返してしまって、中のトイレ砂を半分くらい 下に 落としてしまい、掃除人を泣かせました。再び やられることを防ぐために、透明プラスチックの衝立(ついたて)を トイレハウスと ポケットベッドの間に立てましたが、これで一安心というわけではありません。不良少女の鼻息は たいへん荒いので、いつ、衝立もろとも、鼻で押してトイレハウスを引っくり返してしまうか 分かりません。
![]()
分別のない行動の故、いつのまにか 右脚上部に、
サスキアは 乾いた食べ物が好きなようで、クルミや ピーナツのような ナッツ類を 一番 好みます。果物も好きですが、パイナップルやスイカのような、汁気の多い果物は あまり好みません。私が与えた果物の種類は まだ あまり多くないですが、リンゴと 柿は サスキアの好物で、毎朝 続けて 富有柿をあげても、ハンモックの上で おいしそうに食べます。柿には ビタミンC が多く含まれるので、「美容」にも良いのです。
![]() 柿 の最後の ひと口を 残して、だいぶ あとになってから食べる サスキア
● サスキアが 巣箱に貯食したエサの量が 増大して、入口の丸穴の下端に達したので、半年ぶりに、第2回目の大掃除をすることに しました。サスキアが 朝の へやんぽ をしている間に、巣箱の下に大皿を置いて、スライド扉を 上 いっぱいに上げると、出るわ、出るわ、大皿に 山ほどのエサが出てきました。コーナー型の巣箱は、前面から見るよりも 奥行きが深いので、えらい量のエサが集積されます。毎日あげていたエサの半分近くを、ここに 貯め込んでいたのです。
サスキアは 今では ここで寝ないで、下のポケットベッドで寝ているせいか、今回は 貯食が奪われても 泣いたりせず、完全には閉まり切らない スライド扉の下から はみ出たエサを 突ついて 食べていました。
そのうちに 扉を何センチか 鼻で押し上げては、頭を突っ込んで、巣箱の一番下に残ったエサを食べていましたが、これを繰り返すうちに 中に入ってしまい、本来とは逆に、下から入って、上の入口から 出てくるようになりました。
● このまま、 扉を上げ下げするのが 習慣になっては まずいと、スライド扉を完全に閉じて、その上端の左右の縦枠を ダブルクリップの金物で挟んで、サスキアの鼻の力をもってしても 扉を押し上げられないように しました。これでまた 半年間は、せっせと上から 巣箱の中に 貯食することでしょう。
![]() 縦枠を ダブルクリップの金物で挟んだ巣箱に乗る サスキア。(0209)
![]()
不良少女によって ボロボロにされた 毛糸の手袋
どんなにボロボロでも サスキアは気にしませんが、
「はい、その通りです。シマリスだけでなく、げっ歯類全般の 前歯(切歯)は、主にエナメル質という 電気を通さない(絶縁体である)硬い物質で覆われているため、通電しません。エナメル質は 人体で最も硬い組織であり、歯の表面を保護する役割があります。電気を通さない性質を持つ物質としては、ガラスやゴムなどに似た 特性を持っています。 これを読んで ホッとしました。昔 3ヵ月飼っていたリスも、現在8ヵ月飼っている サスキアも、電気コードによる事故を起こしたことは ありません。サスキアが老齢になって 口の回りが弱くなったりするまでは、今のままでも 良いのではないか と 思われます。もっとも、コードを噛まれたら 電気器具のほうには 故障が起きるかもしれないので、コード類には「ビターアップル」を スプレーしています。 ( 2026 /01/ 01 )
![]() 私を責めるように、カメラ目線で歩いてくる 女番長。 (0121)
● サスキアは小さいころには「ねぼすけ」で、私が 毎朝5時ごろに 寝室から居間に来て 照明をつけ、「サスキア、お早う」と 声をかけると、巣箱から 寝ぼけまなこで 出てきても すぐに 引っこんでしまい、10分後ぐらいに、やっと 起きてきたものですが、今では 私が5時頃に来て、パソコンを起動させたりしてから ケージの「覆いの布」を 取り除くと、サスキアは 必ず起きていて、すぐに 回し車を まわしたり、ハンモックに跳びあがったりします。
![]()
両手で ヒマ種を持つので、2本の後足で立つのですが、
![]()
へやんぽ から 早く戻ってきたのに、ケージの扉が
![]()
踏み台の上から ケージの中に、嬉しそうに
● ヒマ種を載せていない時でも、ありはしないか と、サスキアは 手のひらに乗ってくるようになりました。たまに、手に じゃれてくることもあります。どうも これは、「馴れすぎ」なのかもしれません。今まで9ヵ月、一度も 噛みつかれないで きたのに、2月4日を 手始めに、何回か、サスキアに 手を 軽く噛まれました。「不良少女」を 甘やかしすぎた のでしょうか? もちろん サスキアに「悪意」は ありません。私の手のひらに乗って、いつもヒマ種があるのに、もう 無い、もっと欲しい、という 催促なのでしょう。 ヒマ種や カボ種を催促して 噛むのです。慣れ過ぎて「遠慮」が無くなってきたのです。私のメモや 薄い書類などを咥えて持って行こうとするので奪い取ると、私の手を噛んだりします。
![]() 私を つかんだりしたら、噛むからね。( 0206) 一度は、準備中の エサのグラスに 半身乗り込んで食べていたので、やめさせようと、上から サスキアの体全体を つかんだから 噛まれたので、これは 私の失敗です。ほかの場合に、「痛い!」と言って 振り払うことも ありましたが、傷が残ったり、赤く 腫れたりするほどのことは ありません。「甘噛み」に近いのでしょうか。それでも、私は 噛まれたくありません。やはり、サスキアとは 少し距離を取って 接していくのが 良いのかもしれません。
![]() なんにも無いから、噛んでやろう。( 0206)
● シマリスは ケージの中に入れて、眺めて楽しむものだ、という意見もあります。シマリスに噛まれないためには、それが最善だと思います。一方、いくら噛まれても 自分のリスは可愛いと、革の手袋をしたりしながら 飼いリスの世話をしたり、血だらけになりながら リスと戯れる人たちも います。
![]() 噛み猫(From "pet collective")
● 他のペットの場合は どうなんだろうかと、グーグルで、「 飼い猫に 手を噛まれる人の割合 」を 検索してみたら、驚くべき結果が示されました。
と言うのです。猫を飼っている人の3人に ひとりが、「猫の噛み癖で 悩んでいる」というのです。 さらに「 犬の噛み癖で 悩んでいる人の割合 」と 検索してみたら、「AI による概要」
として、
と あります。これらで見ると、シマリスよりも、むしろ 猫や犬の方が、より多く 飼い主に噛みつくのではないか と 思わせる程です。小さなシマリスに 多少 噛まれるくらい、大したことでは ないのかもしれない。 或いは、おそらく、どのペットでも 似たようなものだ、ということでしょうかね。
![]() 紙きれを咥えて、机の上を闊歩(かっぽ)する サスキア。( 0207)
そんなわけで、サスキアに噛まれそうになることは しない、と用心してきましたが、今度は サスキアが、なかなか ケージに戻ってこなく なりました。30分以上、音もせず、姿も見せないでいると、もしかして、どこかで ケガをして 動けなくなったのではないか と 心 配し始めたら、近くの本棚から ひょっこり 出てきました。 ![]() 本棚の『レンブラント全画集』の 上から 出てきた サスキア。( 0222)
![]()
不良少女には見えない、あどけない サスキア、満1歳になる少し前。( 0301)
レンブラント全画集などの大型本を 引き出していくと、その裏側に、白い綿のようなものがびっしりと詰まっています。綿と見えたのは、実は キッチンペーパーの切れ端の山だったのです。キッチンペーパ ーは リスにとっては結構大きいので、上の写真にあるように、1枚運ぶには 口で咥えて 両手で抱え、後ろ足だけで 歩いてこなければならないので、大変です。台所で キッチンペーパーを破いて、小さく畳んで咥えて、意気揚々と小走りに やって来る姿は 時々 見ていましたが、まさかこんなに多くとは! この区画の本を全部 どかして見ると、綿のような 紙屑の群れのまん中辺の くぼみの中に、サスキアの顔が見えました。紙の中には エサや、ナッツの殻などもあります。全部を取り出して 屑入れにいれると、いっぱいになりました。もう ここに セカンドハウスを造れないように、掃除した後、この区画の本を 全部 奥まで押し込み、裏側のスペースも無くしました(奥行き 40 cmの、大型本用の書棚です)。
サスキアよ、明日からは、へやんぽの時には、以前のように、部屋中を走り回るんだよ。
( 2026 /03/ 01 )
メールはこちらへ kamiya@t.email.ne.jp
|