アニのカテドラルを 北西側から見る。 西側正面の入口前には、かつてはポーチがあったが、
20世紀に クリミアに運ばれ、その後 ペテルブルクのエルミタージュ美術館に収められたという。
1988年の地震で、北西コーナー部が崩壊してしまったが、全体としては 今も 齢(よわい)1000 年の姿を見せている。
破風の中央にある丸窓は小さいが、周囲の刳形と合わせて、ヨーロッパの薔薇窓を思わせる。
西面(右側)のみ、壁に V字形の深い切り込み(ニッチ)がない。