シルカプの市街区に残る「双頭鷲のストゥーパ」の基壇 右翼
壁面には 左から、ギリシア風の切妻型の神殿、双頭の鷲が乗る
インドのチャイティヤ堂のファサ-ド、それにトラナ(記念門)が彫刻されている。
それぞれを区画するピラスター(つけ柱)は、ギリシアのコリント風の柱頭をもつ。
東西文化の出会いと混合を示すガンダーラ美術・建築の性格を、これほどよく示すものはない。
宗教の帰属がはっきりせず、かつてはジャイナ教のストゥーパではないかと考えられたりもした。