太田雄三 著 『喪失からの出発、神谷美恵子のこと』2001,岩波書店 それまで知られていなかった、神谷美恵子と野村一彦とのプラトニックな、 しかし 生涯を貫く あまりにも痛切な愛を明らかにした本。 この稿の執筆の端緒は、鶴見俊輔からの示唆だったという。 太田雄三は1943年生まれ、東大で比較文化を専攻したあと、 カナダの名門マギル大学の教授を定年まで務めた。