『 王女の庭園にて 』

挿絵本 1920年、第1章 本編「王女の庭園にて」
アルベール・サマン著、アドルフ・ジラルドン画

『王女の庭園』

『王女の庭園にて』4-5ページ
第1章(本篇)の扉 詩集全体のタイトルが 章のタイトルとなっている。
(章番号は このサイト上で 便宜上つけているだけなので、実際には無い)


『王女の庭園』

『王女の庭園にて』 6-7ページ 序詩
サマンは ボードレール派の一人として、エドガー・アラン・ポーの詩の一節を序詩にしている。
「ヘレン・ホイットマンに」と題する詩の 第3スタンザから

Was it not Fate, that, on this July midnight ―
Was it not Fate, (whose name is also Sorrow,)
That bade me pause before that garden-gate,
To breathe the incense of those slumberring roses?
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(Ah, bear in mind this garden was enchanted !)
                Edgr Allan Poe


(拙訳)
あれは「運命」のなせる技ではなかったか、あの7月の夜に ―
「哀しみ」という別名の「運命」ではなかったろうか、
私を その庭の入口に たたずませ、
まどろむようなバラの香りを かがせるための?
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(あゝ いかに この庭園も あなたに魅せられていたことか ! )
                   エドガー・アラン・ポー

この詩から『王女の庭園にて』というタイトルを思いついたのか、あるいは
このタイトルが先にあって、それに見合った ポーの詩を選んだのか、不明ですが。


『王女の庭園』

『 王女の庭園にて 』8-9ページ
第1章の、最初の挿絵(濠と城壁)


『王女の庭園』

『 王女の庭園にて 』10-11ページ
第1章「王女の庭園にて」挿絵のないページのサンプル


『王女の庭園』

『 王女の庭園にて 』42-43ページ
第1章「王女の庭園にて」 詩編「秘密の音楽」の後半と小挿絵


『王女の庭園』

『 王女の庭園にて 』46-47ページ
第1章「王女の庭園にて」挿絵、ヴァイオリニスト


『王女の庭園』

『王女の庭園にて』54-55ページ
第1章「王女の庭園にて」 詩編「幽閉」


『王女の庭園』

『 王女の庭園にて 』56-57ページ
第1章「王女の庭園にて」 挿絵と詩編「幸福な島」