『ブルゴーニュ・ロマーヌ』 の ダスト・ジャケット。
表の写真はヴェズレーのラ・マドレーヌ聖堂のナルテックス、裏はベルゼ・ラ・ヴィルの
聖堂の壁画で、いずれも本書中のカラーページから選ばれている。
それぞれコーナー近くにタイトルと、ゾディアックのロゴを小さく いれているが
目立たず、タイトルは あくまでも背表紙で大きく見せればよい という考え。


        

『ブルゴーニュ・ロマーヌ』 の 本体 布表紙。 布の色は、一冊ずつ 皆ちがう。
おもて表紙には「ラ・ニュイ・デ・タン」 のマークを 右下に箔押し。 裏表紙は無地。
背表紙には ジャケットと同じく、タイトル文字のみ箔押し(長い場合には ROMAN を省略)
右の小口は、写真がすべて裁ち落しなので、本文ページと 写真ページの区別が
くっきりとわかる。(ページをめくる時の手垢で だいぶ汚れているが)


「ブルゴーニュ・ロマーヌ」 の表紙見返し。
左に叢書名と、既刊書目(まだ 第1巻のみ)、右にゾディアックのマーク。


『ブルゴーニュ・ロマーヌ』の 本扉(この前ページに前扉がある)。
著者名も、レジュメの翻訳者名も、出版所名も、ごく小さい。


ドン・アンジェリコ・シュルシャンによる、第5版への序文。
ほとんどすべての巻に、アンジェリコ・シュルシャンの序文がある。


目次は、3〜5ページにわたる。


目次の終りと、本文の初め(総論、1段組み)。


ブルゴーニュ地方の ロマネスク地図(パレ・ル・モニアル地区と トゥルニュ地区)。
聖堂、半壊の聖堂、扉口、クリプト、クロイスター、壁画、墓碑 などのマークを作っている。


その他の 38の聖堂が、写真なしで、簡単に解説される(2段組み)。
後の巻では、重要な聖堂には平面図が添えられる。


右:パレ・ル・モニアルの扉。
重要な、あるいは見ごたえのある聖堂の節には扉がつく。 本巻では、
ディジョン、トゥルニュ、クリュニー、ベルゼ・ラ・ヴィル、
パレ・ル・モニアル、ソーリュー、オータン、ヴェズレーと、多い。
右上に「ラ・ニュイ・デ・タン叢書」のマークが添えられる。
左ページには、前節の本文が続いていることもある。


右:パレ・ル・モニアルの聖堂の概説(1段組み) 。


右:パレ・ル・モニアルの歴史(2段組み)。


右:パレ・ル・モニアルの現存施設の案内と解説(2段組み)。


左:パレ・ル・モニアルの聖堂の平面図
ほとんどの聖堂には平面図が添えられ、時に立面図や断面図が加えられる。


パレ・ル・モニアルの写真(いつも 最初にカラー写真が くるわけではない)。
左ページは、3折り分の写真説明(ここではパレ・ル・モニアルのみ。
カラーが1点に、モノクロが 18点)。


パレ・ル・モニアルの聖堂の外観写真


パレ・ル・モニアルの聖堂の内観写真。
写真ページは、基本的に 余白をなくして、写真をノドいっぱいに入れ、
小口を すべて裁ち落とす。


パレ・ル・モニアルの聖堂の内観写真。

* * * * 


オータンのレリーフ彫刻の傑作。 天使が東方三賢者を目ざませる。
(時には、こうした見開きの大型写真ページがある)
* * * * 


ベルゼ・ラ・ヴィルの聖堂の外観と、壁画のあるアプス。


同上、アプスの壁画の細部。


左:1段組の概説の最後  右:巻末に、英語と独語の レジュメがついている。


英語の レジュメは、各地の概略を把握するのに便利(ここはトゥルニュと
クリュニー)。50巻で廃止してしまったのは、まことに残念。

以上、本文ページは 小さな活字が ぎっしりと詰まっているのが わかる。