ギュスターヴ・ル・ボン著 『インドの文明』 321ページの図版
キャプションに、アーブ山のヴィマラ・シャー寺院と書いてあるが、
ルーナ・ヴァサヒー寺院の誤り。


   

左:アーブ山のルーナ・ヴァサヒー寺院のドーム天井の彫刻(1988年2月 筆者撮影)
右:ギュスターヴ・ル・ボン著 『インドの文明』 上掲写真の部分 拡大。
ル・ボンが撮影した時(1880年代半ば)には、16体の「知恵の女神像」の
約4分の1が 未完成であったことが わかる。また 彫刻し終わったものを
取り付けるのではなく、天井に組み込まれた石を彫刻していった ということも
示している。足場を組んだのだろうが、システィナ礼拝堂の天井画を
描くよりも、石の彫刻のほうが大変だったことだろう。