● エプソンのインクの重さと、廃インク・パッドの重さ


    

エプソン・インクカートリッジ 4色セット 1箱の重さは 170g、
インクを使いきった時のケースの重さは 110gなので、
インクの正味量は 170 ー 110 = 60g である。


    

新しい、未使用の廃インク・パッドの重さは 135g、インクを限界まで吸収して取替えとなったパッドの重さは 470gなので、吸収したインクの正味量は 470 - 135 = 335g である。これは、4色セットのインクの 5.5箱分にあたる。これらは、修理員と一緒に計って 確認した数字である。ここまでに買って 使ったインクは 約 40箱であり、廃インク・パッドは 4回取り替えたので、何と 55パーセントものインク(22箱分)が、印刷に使われずに、廃インク・パッドに捨てられたのである。5%が、ヘッド・クリーニングによる 必要上の廃・インクだとすれば、あとの 50%は無駄に、ドブに捨てられたことになる。1箱が約 5,000円だから、10万円のインクを余分に買わされ、捨てられたことになる。廃インク・パッドが満杯になるほど印刷をする人は まれであろうが、しかし誰でも 、普段から、買ったインクの半分は廃インク・パッドに捨てられて、新しいインクを買わされているのである。 何という、あくどい商売であろうか。


エプソン・PX-1600F 用の インクカートリッジの値段。 オープン・プライスだが、
エプソン・ダイレクト・ショップでは、4色セットの販売価格が 税込 5,749円である。



6回目の、修理員による 廃インク・パッド交換の報告書(6月23日)
これで、30箱分のインクを、ドブに捨てられたことになる。エプソン・ダイレクトの販売価格で計算すると、 5,749円 × 30箱 = 17万円 にもなる。このあとも、まだまだインクは捨てられていく。 こうしてユーザーは、新しい 高価なインクを、猛スピードで 買わされ続けるのである。しかも エプソンは、インクが捨てられていく理由を決して説明しない。悪事をはたらいているのだから、説明のしようもないだろうが。