ジェイムズ・ファーガスン『ニネヴェとペルセポリスの宮殿』 (1851) ロンドン、ジョン・マリー社
James Fergusson, "The Palaces of Nineveh and Persepplis Restored:
An Essay on Ancient Assyrian and Persian Architecture
"
(もちろん、ジョン・マリーの 版元装幀ではなく、購入した人の 自家装幀である)
『英国建築様式を判別する試み』 と同じ 仔牛革のハーフ・レザー装、平(ひら)は マーブル紙。
   今から 162年前の本。 John Murray, London, 1851

『英国建築様式を判別する試み』 と同じように、
三方小口は表紙の「平」および「見返し」と同じマーブル模様が
染め付けられていて、こちらの方がずっときれいに残っている。
天は黒ずんではいるが つるつるで、天金のように ほこりよけ の役割を果たしている。
地は 通常 やけもせず、ほこりが付きもしないので、汚れず、色鮮やかである。


ジェイムズ・ファーガスン『ニネヴェとペルセポリスの宮殿』 表紙の見返しのマーブル紙。
色のコントラストが、いささか強すぎるように思える。


ジェイムズ・ファーガスン『ニネヴェとペルセポリスの宮殿』
扉と フロンティスピースの木版画(ホルサーバードの宮殿の中庭)