「フレッチャー 世界建築の歴史―建築・美術・デザインの変遷」
ジョン・モスグローヴ編、飯田喜四郎・小寺武久監訳、1996、西村書店
26.5cm × 19cm × 厚さ 8cm、重さ 3.2kg、総 1537ページ。
(『フレッチャー建築史』第19版の邦訳版、ジャケットの背と平 )

日本では、本にかぶせた紙を「カバー」と言いますが、英語で「カヴァー」というのは 表紙のことです。(フランス語では「クヴェルチュール」。) 表紙の上にかぶせた紙は、英では「ダスト・ラッパー」、米では「ダスト・ジャケット」と よびます。どちらも ごみよけ、ほこりよけ被覆の意で、略して「ラッパー(ズ)」、「ジャケット」と言います。洋古書を買うときに、お間違えなきよう。ラッパーズのあるなしで、古書価格が 変わってきます。(気取って英語を書くときに、ジャケットのことを 絶対に COVER とは書かないように。)ハード・カヴァーというのは、硬くて厚い「表紙」のついた本のことであり、ソフト・カヴァーというのは、薄くて曲げやすい「表紙」のついた本のことです。