ジェイムズ・ファーガスンの『世界建築史』初版、上巻の詳細。
天金をほどこし、背の上下に花ぎれをつけ、堅固な製本をしている。
背には5本のバンドが 区画をしている。バンドにも金箔で模様が
つけられていたことが わかる。モロッコ革も 140年も使われると、角部分が だいぶ
擦りきれてくるが、しかし製本は しっかりしていて、まったく壊れていない。


ジェイムズ・ファーガスンの『世界建築史』第3版、上巻の詳細。
実用本位の再製本をしているので、花ぎれはつけていない。本の小口をすべて
カットしたので、天金は なくなってしまった。背に金文字でタイトルを
箔押しした以外に、一切の装飾がない。いかにも図書館の本という感じである。