>

インプレザリオの『 ACT 4 』2008年1月号 特集「新・トルコの肖像」
24-25ページ、「ミマル・シナン」 神谷武夫
(この写真は、神谷の撮影ではない)


MIMAR SINAN IBN ABDURMENNAN

『 ACT 4 』

2008年1月号、特集「 新・トルコの肖像 」
「 オスマンの天才建築家 ミマルシナン
神谷武夫

● 2007年12月3日に『 ACT 4 』という 隔月雑誌の編集部の 朝岡久美子さんという人から、「トルコ大使館と商工会議所の支援を受けて、翌年の1月号で「新・トルコの肖像」という50ページの特集をするので、ミマール・シナンの作品と人生に関しての寄稿をしてほしい というEメールが来ました。編集長は 佐藤という女性で、出版社はインプレザリオ、 A4変サイズで4万部を出すと言います。(『 ACT4 』というのは「第4幕」という意味だそうです)

この記事は、『世界のイスラーム建築』のサイトにおける
「イスラーム建築・世界の名作」のディヴィジョンの中の、
スレイマニエ と セリミエ 」(トルコの イスタンブルと
エディルネ)というページに まとめてありますので、
ここをクリック して ご覧ください。





『 ACT 4 』という雑誌は、女性ばかりで作っている雑誌みたいで、編集長も、編集担当者の朝岡さんも、一緒にトルコに取材旅行に行ったというカメラマンも、女性たちだという。初めは たいへん熱心に 電話、Eメールで相談して、シナンに関する6ページには 文字原稿のほかに、何枚でも 私の写真を自由に入れてほしい、使用料は払うという。
しかし電話盗聴したマフィアから圧力が かかったらしく、態度が一変、スライド渡しの 12月26日の朝 事務所に来ると、私の写真は 使わないことにした と言って、こちらが用意しておいた写真を受け取らずに、悪い態度で そそくさと帰っていきました。原稿は 25日にメールで送ってありましたが、もう うんざりして、送ってしまった原稿以外は、この会社とは一切 付き合わないことに決めました。
ところが 何があったのか、急に事情が変わったらしく、12月27日に電話をしてきて、金を払うので写真を使わせてほしいと言う。もちろん拒絶して、以後は電話にも出ないことにすると、留守番電話に 40数回、写真を借りたいとか、話をしたいとか 吹き込んできます。そのまま 年を越したので、トルコ政府観光局などから 写真を借り集めたらしく、『 ACT 4 』22号を かろうじて1月25日に出したようです。こちらにも1冊送ってきましたが、上の扉に見られるように、あまり いただけない写真群です。