伊東忠太 「印度建築史」 の目次構想

 忠太のフィールド・ノート(日本建築学会蔵 08178-9)
 (現代の用語法と仮名遣いにして、下に再録)

第1篇 総論 
 ● 第1章 インドの定義 
   (1) 現今の政治上より見たるインド 
   (2) 地理上より見たるインド 
   (3) 人種および言語上より見たるインド 
   (4) 宗教上より見たるインド 
 ● 第2章 インドの歴史 
   (1) 太古のインド 
   (2) 仏教時代のインド 
   (3) ヒンドゥ教時代のインド 
   (4) 回教時代のインド 
   (5) 現今のインド 
 ● 第3章 インド美術の特性および その変遷 
   (1) 仏教美術および沿革 
   (2) ジャイナ美術および沿革 
   (3) ヒンドゥ教美術および沿革 
   (4) 回教美術および沿革 

第2篇 仏教美術 
 ● 第1章 大陸式 
   (1) マガダ式 
   (2) オリッサ式 
   (3) 中央地方(カジュラホ式) 
   (4) 西武インド(アジャンター式) 
   (5) 西方式(アマラーヴァティー式) 
 ● 第2章 ガンダーラ式 
   (1) 西北インドおよびアフガン式 
   (2) カシュミールおよびヒマラヤ式 
 ● 第3章 セイロン 
   (1) 古式(アヌラーダプラ式) 
   (2) 近世式 

第3篇 ジャイナ教美術 
 ● 第1章 北方ジャイナ式 
   (1) アーブ山式 
  (2) カジュラーホ式 
 ● 第2章 南方ジャイナ式 
   (1) バチティおよびベットゥ式 
   (2) ダルワール式 
 ● 第3章 セイロン 
   (1) 古式(アヌラーダプラ式) 
   (2) 近世式 

第4篇 ヒンドゥ教美術 
 ● 第1章 北部のインド・アーリヤ式 
   (1) オリッサ式 
   (2) カジュラーホ式 
   (3) 近世式 
 ● 第2章 中部のチャルキヤ式 
   (1) ハレビード式 
   (2) ワーランガル式 
 ● 第3章 南部のドラヴィダ式 
   (1) カイラーサ式 
     (イ)マハーバリプラム式 
     (ロ)パッタダカル式 
   (2) 南方式 
     (イ)タンジョール式 
     (ロ)近世式 

第5篇 イスラーム美術 
 ● 第1章 総説 
 ● 第2章 北方パタン式 
 ● 第3章 グジャラート式 
 ● 第4章 ビジャープル式 
 ● 第5章 ムガル式 
   (1) 第1期 アクバル時代 
   (2) 第2期 ジャハーンギール時代 
   (3) 第3期 シャー・ジャハーン時代 
   (4) 最近の形式 
 ● 第6章 ジャイプル式 
 ● 第7章 近世ベンガル式 

第6篇 インド美術と極東アジアの美術 
 ● 第1章 インド美術と後インド諸邦 
 ● 第2章 インド美術と南洋諸島 
 ● 第3章 インド美術と中国 
 ● 第4章 インド美術と日本 

第7篇 結論 


* 全体としては、ファーガソンの『インドと東方の建築史』の引き写しだと言える。