家型の石窟墓の原型住居を、木造で再現した家、リミュラ(リュキア)


ペローとシピエの『 フリュギア、リュディア、カリア、リュキアの美術の歴史 』の
356ページの図版 「家形墓の復元図」。 オットー・ベンドルフ(Otto Benndorf)著の
『リュキア・カリア紀行』(Reisen in Lykien und Karien)第1巻, 1884 からの転載である。

これが3層だとすれば、1階は家畜用、2階は住居、3階は収納になる。
しかし再現した家は1階半の高さで、最上層はロフトで、前面ピロティ部が
家畜用となろうか。便所は別棟である。
壁には石が積んであるが、木の板の場合もあったろう。