１　大 サムラ-ト･ヤントラ　Brihat Samrât Yantra (Giant Equatorial Sun-Dial)
　 ２　ラｰシ･ヴァラ-ヤ･ヤントラ　Râshi Valâya Yantra (Twelve Zodiac Ins.)
　 ３　ジャイ･プラカｰシュ･ヤントラ　Jai Prakâsh Yantra (Armillary Sphere)
　 ４　カパｰラ　Kapâla (Hemispherical Bowl Instrument)
　 ５　チャクラ･ヤントラ　Chakra Yantra (Equatorial Instrument)
　 ６　ラｰム･ヤントラ　Râm Yantra (Altitude/Azimuth Instrument)
　 ７　ディガンシャ･ヤントラ　Digamsha Yantra (Azimuth Instrument)
　 ８　クランティ･ウリッタ　Kranti Writta (Equatorial Sunｰdial)
　 ９　小 サムラ-ト･ヤントラ　Lâghu Samrât Yantra (Small Equatorial Sun-Dial)
　10　ナリ･ヴァラｰヤ･ヤントラ　Nari Valâya Yantra (Hemispherical Sun-Dial)
　11　アストロラーベ　Astrolâbe (Astro Calculator)
　12　ウンナタンシャ･ヤントラ　Unnatamsha Yantra (Altitude Instrument)
　13　藩王 ジャイ･シングの 座所　Jai Singh's Seat
　14　ダクシノ･ヴリッティ･ビッティ･ヤントラ　Dakshino Vritti Bhitti Yantra
　　　 (Meridian Wall Instrument)

敷地を囲む塀が 観測器群の角度と 約15度ずれているのは、敷地の形状が 都市軸（碁盤目状の道路パタｰン）に 規定されているからである。ジャイ･シングが「シルパ･シャｰストラ」の『ヴァｰスト･ヴィディヤ』に基づいたかどうかはともかく、 ジャイプルの都市計画をした時、本来は都市軸を東西・南北に設定したかったろうが、地形に適応させるために15度 ずらした。南北軸というのは必ずしも真北方向ではなくとも、概ね南北を さしていれば良かった。しかし天体観測においては 真北を基準にしなければならないので、ジャンタル･マンタルの軸とジャイプルの都市軸とは ずれているのである。